看板デザインから施工まで全て全国ご対応!
『キュービック大阪』です^^
看板製作における印刷技法はいくつか存在しますが、その中でも「昔ながらの定番」として根強い人気を誇るのがシルク印刷と呼ばれる製作方法です。
初めて聞いた方には少々ピンと来ないかもしれませんが、実は街中の看板やステッカー、Tシャツなど、シルク印刷によって製作されたものや広告物は意外と身近なところで活躍しています。
今回はシルク印刷の特徴やメリット、またどのような場面で使われるのかを詳しくまとめてみたいと思います!
シルク印刷とは?
昔ながらの技術が魅力!
シルク印刷とは、版(スクリーン)を使ってインクを押し出すことで、素材に直接インクを転写する方法を指します。
絹(シルク)を用いていた時代があったことから「シルクスクリーン印刷」と呼ばれております。
最近ではナイロンなどの合成繊維が使われることが多いのですが、「絹」の呼び名が名残として残っています。
初めてシルク印刷の現場を見たときは、「こんなアナログな方法で、あんなにきれいな色が出せるんだ!」と感動しました^^
版をセットしてからスキージ(ゴムベラ)でインクを引き伸ばす工程は、一見地味な作業に思えるかもしれませんが、その奥には職人技とも言える繊細なコツが詰まっています。
インクの濃度や版のメッシュ具合によって仕上がりがまるで変わるのが、シルク印刷ならではの魅力です。
看板製作でシルク印刷が選ばれる理由
「看板」と聞くと、近年は下記のような大型のインクジェットプリンターでフルカラー印刷をイメージする方も増えています。
しかし、多くの現場でシルク印刷が使われ続けているのはなぜでしょう。
それには、複数のメリットがあります。
代表的なメリットをまとめてみました!
高耐久で色落ちしにくい
シルク印刷では、厚みのあるインク膜を直接素材にのせるため、色落ちしにくく、屋外での使用にも比較的強いとされています。
例えば、店舗の屋外看板に使えば、
「数年経ってもこんなに色が残ってる!」
と驚くほどの耐久性が期待できます。
特に単色やビビッドな色を使いたいロゴや文字などには最適です。
まとまった数の生産が得意
「一度版をつくってしまえば、同じデザインを何枚でも刷れる」
というのがシルク印刷の大きな強みです。
インクジェットだと1枚ずつ印刷に時間とコストがかかりますが、シルク印刷なら、版を使い回すことで大量生産が得意。
「看板を何十枚も作らなきゃいけないんだよね」
という場合にはシルク印刷は重宝される理由の一つです。
実際に看板の場合は全国展開されている店舗様で全く同じデザイン・サイズのものを大量に製作するケースは多々ございます。
そうした際にはインクジェット形式ではなくシルク印刷での製作が適したケースは多くございます^^
表現可能な風合いと職人技
もうひとつ見逃せないのは、シルク印刷ならではの「アナログ感」です。
版を通して刷るため、インクが乗る部分と乗らない部分がはっきりするので、ビビッドな色や質感を出しやすいのです。
もし「看板に立体感や質感を持たせたい、でもメタリックインクで印刷したい」といった要望があるなら、シルク印刷は大いに検討の余地があります。
シルク印刷と他の印刷方法との違い
看板製作の現場では、インクジェットによるデジタル印刷やUV印刷など、さまざまな方式が存在します。
それらと比べると、シルク印刷はどんな点が際立っているのでしょうか。
インクジェット印刷との比較
インクジェットは写真のような色味をフルカラーで再現しやすい反面、1枚ごとの印刷コストが高く、インク膜が薄いなどの特徴があります。
一方シルク印刷は、「版を1つ作ったら同じデザインを大量に印刷できる」という利点や、厚塗りで発色が良いという点で品質が安定しやすいと言えます。
ただし複数の色数を使うときは、その分版が必要になるので、一概に「シルク印刷の方が安い」とは言い切れません。
■単純なデザインを大量に作りたい
■際立つ濃い色が欲しい
という場合にはシルク印刷が真価を発揮します。
UV印刷との比較
近年増えているUV印刷は、特殊なインクをUV(紫外線)を照射して速乾させる仕組みで、材料を選ばず幅広いメディアに印刷できるのが魅力。
一方シルク印刷は、インクの種類によっては乾きに時間がかかることもあります。
しかし、印刷面全体で均一にムラなく厚みを持たせられるため、看板として“ハッキリ”色味が残るのは大きな優位点です。
シルク印刷の看板を発注する時のポイント
「よし、シルク印刷で看板を作ってみよう!」
となりました際には、押さえておきたいポイントがいくつかあります。
たとえばデザインの時点で、何色使用するかを明確にすること。
色数が増えると版の数も増え、コストや納期にも影響が出るため、事前に
■何色まで使うのか?
■どのような素材に印刷するのか?
を相談しておくとスムーズです。
また、インクの種類によって耐候性が変わる可能性もあるので、屋外看板の場合は特に使用環境に合ったインクを選ぶのがおすすめです。
この点は我々のような看板製作会社と打ち合わせしている最中に、
『シルク印刷の方がメリットがある!』
といった場合もあれば
「やっぱり写真のような再現性が欲しいからインクジェットがいいかも…」
と別の印刷方法が最適なケースもございます。
この最適な方法は随時お客様のご希望をお伺いさせていただきご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談をいただきましたらと思います!
まとめ
シルク印刷を知れば看板製作がもっと面白くなる!
「看板製作 シルク印刷」というキーワードで画像検索など調べますと、鮮やかな色づかいに目を奪われる事例がたくさん出てきます。
それは、厚塗りでしっかり色味を定着させるシルク印刷ならではの仕上がりとなります。
その独自の風合いと職人技が、長年にわたり看板業界で支持され続けている理由と言えるかと思います^^
看板製作を行う場合はデザインや色数、屋外か屋内かなど、印刷方法選びのポイントは多岐にわたります。
その中でシルク印刷の仕上がりを目にしますと、「やっぱりこの存在感、いいな…」と感じるケースも実際多いです。
インクジェットやUV印刷にはない味わいを生かせるのは、まさにシルク印刷の醍醐味です。
ただ、インクジェットやUV印刷にて看板製作を行う方がメリットが多いケースも多々ございます。
『どのような形で看板製作を行うとコスト面含めてメリットが多いのか?』
こうした点は随時お気軽にご相談いただきましたら、経験豊富なスタッフが随時ご提案などご対応させていただいておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ^^
コスト面・実際の見た目のクオリティ・看板として長くご使用可能な点など総合的に最も良い形をご提案させていただきます!
よろしくお願いいたします!