不動産看板の種類と価格の目安|売地・入居者募集・管理地の看板と、捨て看板にならないルール

※2026年10月時点の価格・法令・条例にもとづいています|執筆:CUVIC大阪 看板施工チーム(屋外広告士在籍)

不動産看板は、売地・売物件・入居者募集・管理地などを知らせる看板で、フェンスに付けるプレート看板、立てて置く折りたたみ看板、のぼり、分譲地の野立て看板などがあります。価格の目安は、グループのサインシティの通販で、アルミ複合板のプレート看板(W600×H450)が1〜9枚なら1枚6,550円、同じデザインで10〜29枚なら3,600円、100枚以上なら1,950円(いずれも税抜、社名・電話番号の名入れは無料)。のぼりは1枚990円(税込)です。

気をつけたいのは置き場所です。電柱や歩道に無断で出した看板・はり紙は、屋外広告物条例や道路法に反する「捨て看板」として撤去の対象になり、大阪市は令和6年度に、条例に違反した道路上の簡易広告物を約10,000枚撤去しました。自社が管理する土地に管理上の必要から出す看板は、1つ7㎡以内なら許可が要らない一方、仲介で預かった土地の看板の扱いは条文からは読み切れないため、市に確かめます。看板も宅建業法の広告にあたり、工事完了前の建物は建築確認の後でないと広告できません。

住宅街の更地を囲うフェンスに、白地に赤い文字の「売地」のプレート看板が取り付けられている様子
売地や管理地の看板は、敷地のフェンスに取り付けるのが基本です

不動産看板の種類と価格の目安

不動産看板は、置く場所と期間で種類を選びます。サインシティの価格の例です。

種類と使う場面 価格の例
プレート看板(アルミ複合板)
管理地・入居者募集・売物件。フェンスや壁に長く付ける
1〜9枚 6,550円〜
10枚〜 2,900円〜
(1枚・税抜)
折りたたみ看板(高輝度反射)
現地やオープンハウスで立てて置く
18,260〜26,510円
(税込)
のぼり(W600×H1800)
現地・店頭で目を引く。ポールと注水台が別に必要
990円(税込)
ポール363円〜
エアー看板(全高2m・3m)
分譲地の現地販売会など
70,510円・74,910円
(税込)
野立て看板(両面)
道路沿いの大きな看板。CUVICの施工事例
制作料金〜20万円
(施工費は別)

※2026年10月7日時点のサインシティの価格です。プレート看板は同じデザインで注文した場合の1枚あたりの税抜価格で、送料は別にかかります。野立て看板は、CUVICが茨城県で施工したH1,500×W2,700の例です。

サインシティの不動産看板は457件あり、内訳は折りたたみ看板192件、のぼり161件、プレート看板102件、エアー看板2件です。プレート看板は、アルミ複合板にインクジェットで印刷したシートを貼り、紫外線をカットするラミネートで仕上げた屋外用です。デザインは入居者募集・テナント募集・貸店舗・貸事務所・貸家・売物件・FOR RENT・空きあり・管理地のテンプレートから選べます。

不動産会社の店先に、「入居者募集」の折りたたみ看板と、のぼり、プレート看板が並べて置かれている様子
折りたたみ看板・のぼり・プレート看板は、場面に合わせて組み合わせます

プレート看板は、同じデザインの枚数が多いほど安くなる

サインシティのプレート看板は、同じデザインの枚数で1枚の価格が下がります。W600×H450の例です。

1〜9枚6,550円10〜29枚3,600円30〜49枚2,900円50〜99枚2,450円100枚以上1,950円
サインシティの不動産プレート看板 W600×H450の1枚あたりの価格(税抜、同じデザインで注文した場合)
サイズ 1枚あたりの価格(税抜)
W450×H300 1〜9枚 6,550円
10〜29枚 2,900円
100枚以上 1,600円
W600×H450 1〜9枚 6,550円
10〜29枚 3,600円
100枚以上 1,950円
W910×H600 1〜9枚 7,800円
10〜29枚 4,300円
100枚以上 2,900円
W1,200×H910 1〜9枚 14,900円
10〜29枚 7,500円
100枚以上 6,300円

たとえば管理会社が、管理地の看板(W600×H450)を30物件ぶん同じデザインで頼むと、2,900円×30枚=87,000円(税抜、送料は別)。1〜9枚の価格で同じ枚数を買う場合の196,500円の半分以下です。社名と電話番号は同じデザインのまま無料で入れられ、テンプレートにないデザインも見積もりで製作できます。

売地・入居者募集・管理地の看板は、サインシティで1枚から購入できます

不動産プレート看板の価格表を見る›不動産看板の一覧を見る›不動産のぼりを見る›

捨て看板にならない置き場所(屋外広告物条例と道路の法律)

不動産看板を出せるかどうかは、置く場所で決まります。大阪市の屋外広告物条例と、道路法・道路交通法で整理すると、次のとおりです。

1電柱・街路樹へのはり紙・立看板禁止2歩道に置くのぼり・立看板道路の許可が必要3自社が管理する土地の看板7㎡以内は許可不要4敷地内ののぼり・立看板30日以内などの条件つき3421自社が管理する土地歩道車道
大阪市の屋外広告物条例と道路の法律から見た、不動産看板の置き場所(例)
置く場所・看板 大阪市でのルール
街路樹・信号機・道路標識・歩道柵・橋など
条例第4条第2項
禁止物件。看板・はり紙・のぼりなどの広告物を付けられない
電柱
条例第4条第3項
はり紙・はり札・のぼり・立看板は付けられない。それ以外の電柱の広告も市の許可が必要
歩道・車道
道路法第32条、道路交通法第77条
道路管理者の占用許可と警察署長の使用許可が必要。無許可で道路を占用すると、1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金(道路法第102条)
自社の事務所・店舗
条例第7条第1項第3号
自社の名前や業務を表示する自家用の広告物で、1つ7㎡以内なら許可不要
自社が管理する土地・物件
条例第7条第1項第4号
管理上の必要から表示する看板で、1つ7㎡以内なら許可不要
仲介で預かった土地・建物 上の第3号・第4号にあたるかは条文からは明確でない。設置前に市に確認する
30日以内ののぼり・立看板・はり紙
条例第2条ただし書き、規則第3条
決められた大きさ以内で、表示期間と、設置者または管理者の氏名・住所を書き、禁止地域・禁止物件や道路上に出さなければ許可不要

※決められた大きさは、のぼり(広告旗)が高さ2m×幅0.5m以内、立看板が高さ2m×幅1.5m以内、はり紙・はり札が縦1.2m×横0.8m以内です(大阪市屋外広告物条例施行規則第3条)。幅600mmののぼりはこの大きさを超えるため、許可を受けずに出すなら、サインシティののぼり旗「入居者募集中」(450×1800mm、1,353円・税込)のような幅の細いのぼりを選び、扱いを市に確かめます。

条例に反した看板には、市が撤去などを命じることができ(条例第13条)、許可を受けずに出した場合などは30万円以下の罰金、命令に従わない場合は50万円以下の罰金です。屋外広告物法第7条第4項では、条例に明らかに反したはり紙は、そのまま市が取り除けます。のぼり・立看板・はり札なども、管理されずに放置されていることが明らかなら、市が命令などの手続きなしに取り除けます。大阪市は道路上の違反した簡易広告物の撤去を続けていて、令和6年度は約10,000枚でした。

交通の妨げになるような置き方で道路に物をみだりに置くことは、道路交通法第76条第3項でも禁じられていて、罰則は3か月以下の拘禁刑または5万円以下の罰金です。店先の歩道にのぼりや立看板をはみ出させ、通行の妨げになると、こちらにもかかります。駐車場の看板の種類は駐車場看板で選ばれる人気な看板で取り上げています。

作業員が、電柱に結び付けられた違反の立看板を取り外して回収している様子
電柱や街路樹に無断で付けた看板・はり紙は、違反広告物として撤去の対象になります

看板に書くこと・書いてはいけないこと(宅建業法と表示規約)

国土交通省の「宅地建物取引業法の解釈・運用の考え方」は、広告の媒体の種類を問わないとしていて、現地の看板やのぼりも宅建業法の広告にあたると考えられます。看板にかかる主なルールです。

ルール 看板で気をつけること
広告の開始時期
宅建業法第33条
造成や建築の工事が終わる前は、開発許可・建築確認などを受けた後でないと、その宅地・建物の広告をしてはならない
取引態様の明示
宅建業法第34条
売主か、代理か、媒介(仲介)かの別をはっきり示す
誇大広告の禁止
宅建業法第32条
所在・規模・環境・価格などで、事実と著しく違う表示や、実際より著しく良いと思わせる表示をしない。違反は6か月以下の拘禁刑か100万円以下の罰金、または両方(第81条)
看板・のぼりも「表示」
公正競争規約第4条
不動産の表示に関する公正競争規約は、看板・のぼり・垂れ幕なども表示に含めている
必要な表示事項
規約第8条、施行規則第2条
必要な表示事項を書く義務がある媒体はネット・新聞・雑誌・チラシ・パンフレットで、看板とのぼりは挙げられていない。ただし市街化調整区域などの特定事項は、媒体を問わず明示が必要(規約第13条)
使えない言葉・物件名
規約第18条・第19条
「最高」「日本一」などは根拠となる資料がなければ使えない。物件名に公園や川の名前を使えるのは、直線300m以内などの場合

看板には、物件の種類(売地・入居者募集など)、取引態様、会社名、電話番号を入れるのが基本です。看板には書き切れない間取りや価格は、物件ページへのQRコードで案内する方法もあります(看板へQRコード)。

店舗に掲げる宅地建物取引業者票(宅建業法第50条)は、様式の決まった標識で、広告である現地看板とは別のものです。ただし、一団の宅地や建物を分譲する現地にも、宅建業法第50条の標識(事務所の業者票とは別の様式)の掲示が求められています(施行規則第19条)。業者票の新しい様式は宅建業者票の新様式と報酬額表で解説しました。

サイズの選び方と取り付け方

サインシティのプレート看板のサイズは、W450×H300、W600×H450、W910×H600、W1,200×H910の4つです。サイズは、看板をどこから読ませたいかで決めます。国土交通省の旅客施設向けのガイドラインでは、10m先から読ませる文字は高さ40mm以上、20m先なら80mm以上が目安とされています(和文の場合)。通りの向かい側から電話番号を読ませたいなら、数字の高さを先に決めてから板の大きさを選ぶと失敗しません。

フェンスに付けるなら、穴あけ加工をした板を結束バンドなどで留めます(穴あけの有無は注文のときに確かめます)。壁に付けるならビスで固定し、風の強い場所では留める点を増やします。壁への取り付けの手順はプレート看板の取付方法が参考になります。分譲地で道路から見せる大きな看板は野立て看板になり、地面からの高さが4mを超えると建築確認が必要です。費用と許可は野立て看板の費用相場で取り上げています。

遠くから読ませるデザイン

不動産看板は、歩く人や車から一瞬で読まれる看板です。「売地」「入居者募集」などの大きな文字と電話番号を主役にし、ほかの情報は絞ります。地の色と文字の色は明るさの差を大きくします。駐車場や道路から目立たせたい現地の立て看板には、高輝度反射のシートを使った折りたたみ看板もあります。サインシティの不動産会社の看板デザイン集には、テナント募集や間取り看板などの見本が載っています。

作業員が、空き地のフェンスに「管理地」のプレート看板を結束バンドで取り付けている様子
フェンスには、穴あけ加工をした板を結束バンドなどで取り付けます

不動産会社の店舗看板と、分譲地の大型看板

テンプレートの看板では足りない場合は、デザインから製作します。グループのCUVICは、不動産会社の店舗の看板から分譲地の野立て看板まで、全国57か所の施工拠点で手がけています。CUVICの施工事例の制作料金(施工費は別)の目安です。

事例 制作料金の目安
野立て看板 H1,500×W2,700 両面、柱はセメントで固定
茨城県
〜20万円
アルミ複合板のプレート看板(表面にビスが見えない取り付け)
神奈川県
〜10万円
LED内照式の突き出し看板2台、屋外広告物と道路占用の許可申請も代行
愛知県
〜30万円
店舗の外観を一新(ファサード・立体文字・エアー看板・自立看板・ウィンドウサイン)
愛知県
50万円〜

CUVICでは、取り付けまでの納期は看板の種類にもよりますが、デザインから作る場合で実働14日からです。CUVIC大阪でも、アルミ複合板のプレート看板をデザインから製作・設置しています。

店舗の看板や分譲地の看板は、デザインから製作・取り付けまで承ります

CUVICの不動産看板を見る›CUVIC大阪のプレート看板を見る›

郊外の分譲地の入口に、青空を背景に大きな野立て看板が立っている様子
分譲地の野立て看板は、道路から見える位置と高さで計画します

不動産看板についてよくある質問

自社のロゴや独自のデザインで、不動産看板を作れますか?

作れます。サインシティでは、テンプレートにないデザインの看板も見積もりで製作します。グループのCUVICでは、取り付けまでの納期は看板の種類にもよりますが、デザインから作る場合で実働14日からです。

プレート看板は1枚から買えますか?送料はいくらですか?

買えます。サインシティの不動産プレート看板(名入れできるテンプレート)は1枚から注文でき、1〜9枚は同じ単価です(W600×H450で6,550円・税抜)。送料は別にかかります。名入れのない既製デザインなら、300×450mmが1枚3,190円(税込)からあります。のぼりの送料は、一括で届ける場合495円(税込)です。

大阪市以外の大阪府内では、扱いが違いますか?

大阪市・堺市・豊中市・吹田市・高槻市・枚方市・八尾市・寝屋川市・東大阪市・茨木市は、それぞれの市の条例が適用され、それ以外の市町村には大阪府の条例が適用されます。大阪府の適用除外ガイドライン(令和4年3月)は、マンションや土地の分譲・賃貸を示す管理用の看板を自家用広告物として扱い、一敷地内のすべてが大きさ7㎡以内・地上から上端まで5m以内なら許可が要らないとしています。ただし、営業所がなく販売の目的もない「管理地」の看板は自家用として扱わないため、許可が必要になることがあります。府や窓口の市町村に確かめます。

不動産看板の費用は、経費にできますか?

法人の場合、1枚の取得価額が10万円未満の看板は、使い始めた年度に全額を経費にできます(法人税法施行令第133条)。どの科目で処理するかは、顧問の税理士に相談します。

募集が終わった看板は、そのままにしてもよいですか?

外すか、表示を替えます。期間を決めて出したのぼりや立看板は、期間が過ぎたら撤去が必要です。条例に明らかに反したのぼり・立看板・はり札などが、管理されずに放置されていることが明らかな場合は、市が取り除ける対象にもなります(屋外広告物法第7条第4項)。

不動産看板を注文するときに決めておくこと

次のことが決まっていると、デザインと見積もりが早く進みます。

  • 看板の種類(売地・入居者募集・管理地など)と、同じデザインで必要な枚数
  • サイズと、取り付ける場所(フェンス・壁・自立)
  • 入れる会社名・電話番号・取引態様
  • 自社が管理する土地か、仲介で預かった土地か
  • 分譲地の大型看板や店舗の看板なら、設置場所の写真とおおよその大きさ

不動産看板の大口注文・オリジナル製作はCUVIC大阪へ

売地・入居者募集・管理地のプレート看板から、のぼり、分譲地の野立て看板、店舗の看板まで、まとめてご相談いただけます。お見積もりは無料です。

0120-944-599受付時間:平日 9:00〜17:00(土日祝休み)

参考資料

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