看板の値段・費用の相場|種類別の価格一覧と店の看板一式の予算例、見積もりの内訳

看板の値段は、置くだけの既製品を買うか、店に合わせて作って取り付けまで頼むかで、桁が変わります。グループの看板通販サインシティでは、A型のスタンド看板が7,920円、コンセント式の電飾スタンド看板が49,500円からです(税込)。作って取り付けまで頼むと、CUVICの料金の例で、小さな壁面看板(W390×H720)が36,300円〜、LEDのアームライト3灯を付けた店の正面の看板が154,000円〜、電飾の袖看板(φ900)が181,500円〜、道路沿いの野立て看板が451,000円〜(税込・税別の表記なし)。ここにデザイン費、作業車、電気工事などが条件しだいで加わります。

店の看板を一式そろえる場合、CUVICの開業向けプランは8万・15万・25万円(税別、取り付けは別)です。制作料金の目安が載っているCUVICの施工事例249件を見ると、制作料金の目安は10万円までが110件、20万円までが70件で、約7割が20万円以内に収まっています(施工費は別)。この記事では、種類別の値段、業種別の事例、見積もりの費目、値段が上がる条件、大阪市の許可の費用、経費と補助金の扱いまで、順に並べました。最初の表は、やりたいことごとの値段の目安です。

やりたいこと 値段の目安と頼み先
店先に置く看板
工事なし
A型のスタンド看板が7,920円〜、コンセント式の電飾スタンドが49,500円〜(本体・税込)。サインシティで買って、届いたら置くだけ
壁の小さな看板
プレート
本体は7,480円〜(税込)。アルミ枠付きのW390×H720を取り付けまで頼むと36,300円〜
店の正面の看板
ファサード
W3600×H600にLEDのアームライト3灯で154,000円〜(製作+取り付け)。看板会社に見積もり
突き出し看板
袖看板
本体は光らないもの13,200円〜、光るもの37,290円〜(税込)。電飾のφ900を取り付けまで頼むと181,500円〜
開業の看板一式 CUVICの開業向けプランで8万・15万・25万円(税別、取り付けは別)。店に合わせて組むなら見積もり
道路沿いの大きな看板
野立て
W2700×H2800の両面で451,000円〜(製作+取り付け)。基礎・許可の費用も見積もりで確認

※2026年10月24日時点。サインシティは表示価格(税込、本体だけ)。CUVICは「看板工事の料金の目安」の例(税込・税別の表記なし。デザイン費・諸経費・作業車・電気工事は含まない)と「選べる3つのプラン」(税別)。

看板の種類ごとの値段:本体だけの値段と、取り付けまでの値段

同じ「看板」でも、通販の値段は本体だけ、看板会社の値段は取り付けまで含むことが多く、そのまま比べると話がずれます。下の図は、種類ごとにいちばん安い例を並べたものです。

看板の種類ごとの値段(いちばん安い例)目盛りは右へ1つ進むごとに約3倍3千1万3万10万30万100万本体だけ(サインシティ・税込)プレート看板(アルミ複合板)プレート看板(アルミ複合板):7,480円〜7,480円〜A型スタンド看板(両面)A型スタンド看板(両面):7,920円〜7,920円〜突き出し看板(光らない)突き出し看板(光らない):13,200円〜13,200円〜突き出し看板(LEDで光る)突き出し看板(LEDで光る):37,290円〜37,290円〜電飾スタンド看板(コンセント式)電飾スタンド看板(コンセント式):49,500円〜49,500円〜製作+取り付け(CUVICの料金の例・税の表記なし)壁面看板 W390×H720壁面看板 W390×H720:36,300円〜36,300円〜カルプの切り文字カルプの切り文字:69,300円〜69,300円〜ステンレスの切り文字ステンレスの切り文字:107,800円〜107,800円〜ウィンドウサイン(2か所)ウィンドウサイン(2か所):115,500円〜115,500円〜正面の看板+照明3灯正面の看板+照明3灯:154,000円〜154,000円〜電飾の袖看板 φ900電飾の袖看板 φ900:181,500円〜181,500円〜野立て看板 W2700×H2800野立て看板 W2700×H2800:451,000円〜451,000円〜(円)※CUVICの例はデザイン費・諸経費・作業車・電気工事を含まない
本体だけなら1万円前後から。作って取り付けまで頼むと、小さな看板で数万円、店の正面の看板で15万円ほどから
種類 値段(いちばん安い例)
スタンド看板 本体:A型・両面 W450×H600 7,920円〜、黒板のスタンド 5,060円〜
置くだけなので取り付けは不要
電飾スタンド 本体:コンセント式のA型 49,500円〜、ADO-701T-LED 70,400円〜
コンセントに差すだけ
プレート・壁面看板 本体:アルミ複合板 7,480円〜
取り付けまで:アルミ枠付き W390×H720 36,300円〜
正面の看板
ファサード
取り付けまで:W3600×H600+アームライト3灯 154,000円〜、W2000×H850の木目シート+カルプ文字 187,000円〜
切り文字 取り付けまで:カルプ(総幅約1,500mm)69,300円〜、ステンレス 107,800円〜
突き出し看板
袖看板
本体:光らない帆布 13,200円〜、光る(W450)37,290円〜、光る(φ900)85,690円〜
取り付けまで:電飾のφ900 181,500円〜
ウィンドウサイン 取り付けまで:ガラスの内側2か所(幅約4.1mと4.7m)115,500円〜
野立て看板 取り付けまで:両面 W2700×H2800・支柱3本 451,000円〜
表示だけ替える 本体:面板だけ、突き出し 5,390円〜、電飾スタンド 5,940円〜
取り付けまで:今の看板3か所のシートを替えて 154,000円〜
のぼり・幕 本体:のぼり 既製の「営業中」990円、オリジナル1〜9枚 1,562円〜、店頭幕(規格品)10,560円

※2026年10月24日時点。「本体」はサインシティの商品ページ・検索結果の表示価格(税込、送料は商品ページで確認)。「取り付けまで」はCUVICの看板工事の料金の目安の例で、製作費+施工費(税込・税別の表記なし。デザイン費・諸経費・作業車・電気工事は含まない)。

本体だけで1万円を切るのは、プレート看板とA型のスタンド看板です。突き出し看板は、光らない帆布のものが13,200円から、LEDで光る角型が37,290円から。店の正面の看板やステンレスの切り文字は、取り付けまで頼むと10万円を超えます(カルプの切り文字は69,300円〜)。上の値段はどれも「いちばん安い例」で、大きさ、素材、照明、取り付ける高さで上がっていきます。

税の書き方もそろっていません。サインシティの表示は税込、CUVICの料金の目安には税込・税別の表記がなく、開業プランは税別です。見積もりを比べるときは、税と取り付けの有無をそろえてから見るのが先です。

金額の載った施工事例249件で見る、看板の価格帯

「うちの店ならいくら?」に近い答えは、実際の事例の値段です。CUVICの施工事例は、制作料金の目安を「〜10万円」「〜20万円」のような区分で載せていて、その件数を数えると次のようになりました。

CUVICの施工事例249件の制作料金の目安金額の区分が載っている事例だけ。施工費は別、税の表記なし〜10万円110件(44%)〜20万円70件(28%)〜30万円37件(15%)〜40万円12件(5%)50万円〜20件(8%)20万円まで:72%※cuvic.com の施工事例の金額の区分ごとの件数(2026年10月24日時点)。 40〜50万円の区分はなく、「〜40万円」の次は「50万円〜」
CUVICの施工事例では、制作料金の目安が20万円までのものが全体の約7割

10万円までの事例は、看板1〜2枚の設置や面の作り替えが目立ちます。20万〜40万円は、正面の看板・突き出し看板・ガラスのシートを一度にそろえる開業や改装、50万円からは、自立看板や店のまわり一式の工事です。事例の金額には施工費が入っていないので、取り付けの費用(施工費33,000円〜など)を足した額が、払う金額の目安になります。

業種別の事例:看板の組み合わせと値段

業種ごとに、CUVICの施工事例から看板の組み合わせと制作料金の目安を選びました。画像はイメージです。

夜の焼き鳥店の入口の上の壁に、黒いアルミ枠の横長の看板が付き、上から小さなLEDのライトで照らされている様子

1. 焼き鳥店〜10万円

アルミ枠付きの看板(1800×900)に、LEDの照明を付けた例。1枚の看板と照明なら、10万円までに収まることが多い価格帯です。

CUVICの事例を見る

夕方の街で、建物の壁から通りに向かって出た縦長の袖看板の下に、白く光る丸い突き出し看板が付き、歯のマークと医院名が見える様子

2. 歯科医院〜10万円

今ある袖看板の下に、直径600mmの丸い光る突き出し看板を1台足した例。歩く人の目に入る高さに付けています。

CUVICの事例を見る

白い外壁に、ステンレスの切り文字でローマ字のサロン名が付き、横に黒いアイアンの小さな突き出し看板が出ている美容室の入口

3. 美容サロン〜20万円

入口の上のステンレスの切り文字(幅1800)と室内の切り文字(幅600)に、アイアンの突き出し看板を組み合わせた例。文字だけを壁に付けると、すっきりした入口になります。

CUVICの事例を見る

和風のカフェの外観で、木目の壁にアルミ枠の大きな看板とステンレスの箱文字が付き、入口の横に両面の自立看板が立っている様子

4. 和カフェの開業〜30万円

アルミ枠付きの壁面看板(2440×1220)、両面を照明で照らす自立看板、ステンレスの箱文字を一度にそろえた例。

CUVICの事例を見る

1階が整骨院の店舗で、正面の横長の看板が中から白く光り、ガラス窓に案内のシートとすりガラス調のフィルムが貼られている様子

5. 整骨院の開業〜40万円

内照式の正面の看板に、窓のシートと、中が見えにくくなるすりガラス調のフィルムを合わせた例。外から治療中の様子が見えないようにしています。

CUVICの事例を見る

交通量の多い道路沿いのラーメン店の外観で、屋根の上に大きな平看板とスポットライトの列、入口に日よけ幕とのぼり、駐車場に案内の看板がある様子

6. ラーメン店50万円〜

平看板、日よけ幕、のぼり、LEDのスポットライト12灯、駐車場の看板を新しく付け、A型看板など今ある看板の面の貼り替えも合わせて、店のまわりを一式で整えた例。

CUVICの事例を見る

※画像はイメージです。金額はCUVICの施工事例の「制作料金の目安」(施工費は別、税の表記なし)。

同じ業種でも、店の広さや建物で必要な看板は変わります。2階より上の店は突き出し看板や窓のシート、郊外の店は道路から見える自立看板や野立て看板に予算を回すことが多く、1階の路面店なら、正面の看板と置き看板で足りる場合も珍しくありません。業種ごとの看板の選び方は、飲食店の看板、クリニック・歯科の看板の記事にまとめています。

開業の看板一式の予算:8万・15万・25万円のプラン

開業向けの看板のプラン(CUVIC)税別・取り付けは別ライト 8万円小さな店・事務所向け・プレート看板 1820×910 ・カッティング文字(1色) ・電飾スタンド・デザイン(約2万円)スタンダード 15万円カフェ・飲食店向け・アルミ枠付き看板 1820×910 ・カッティング文字 ・電飾スタンド・光る突き出し看板(450角) ・アームライト2灯 ・デザインプレミアム 25万円クリニック・サロン向け・LED内照式看板 2400×900 ・カッティング文字2枚 ・電飾スタンド・光る突き出し看板(φ600) ・デザイン※CUVIC「選べる3つのプラン」から。記載のサイズ以外は別の費用
開業向けのプランは8万・15万・25万円(税別)。どれも約2万円のデザイン費を含みます

開業の看板を一から考えるなら、CUVICの開業向けプランが予算の目安になります。いちばん小さいライトプランでも、看板1枚、カッティングシートの文字(1色)、電飾スタンド、デザインがそろい、プランに入っている電飾スタンド(ADO-701T-LED)は、サインシティで1台だけ買っても70,400円〜(税込)です。取り付けの工事費、副資材、諸経費はプランの外なので、見積もりで足して総額を見ます。

見積もりに入る費目:本体のほかにかかるお金

看板会社の見積書には、看板の本体のほかに、デザイン、取り付け、作業車、申請などの費目が並びます。値段の差が出やすいのは、看板の本体よりも、取り付ける場所の条件で決まる費目のほうです。

費目 CUVICの目安 かかるとき
デザイン費 5,500円〜27,500円〜(5段階) ロゴや写真を渡して看板の形に組んでもらうとき。修正は見積もりに含む
施工費 33,000円〜 取り付けの工事の代金(材料費は別)
現場調査費 16,500円〜 基本は無料。足場や作業車が要る場合にかかる
高所作業車 33,000〜66,000円 取り付ける高さが4m以上のときなど
足場 22,000円〜 高い所での作業(規模は現場しだい)
電気工事費 聞き取りで算出 光る看板の配線
撤去費 33,000円〜(処分費は別) 古い看板を外すとき
申請の代行 道路使用許可 33,000円〜
屋外広告物・工作物確認は内容による
許可の書類・図面を任せるとき
交通誘導警備員 22,000円〜 歩道・道路で作業するとき
諸経費など 聞き取りで算出 交通費・出張費、運搬、金物・アンカーなどの副資材

※CUVIC「看板工事の料金の目安について」(2026年10月24日確認。税込・税別の表記なし)。正式な金額は現地調査のあとの見積もりで決まります。

高所作業車のバケットに乗った作業員が、3階建ての建物の外壁に横長の看板を取り付けている様子
高い所への取り付けは、作業車や足場、警備員の費用が加わります(画像はイメージ)

1階の壁の低い所など、作業車の要らない高さなら、取り付けの費用は施工費が中心です。一方で、3階の壁や道路の上に付けると、高所作業車、警備員、道路使用許可の申請が重なり、本体より取り付けのほうが高くなることもあります。取り付けの費用の計算例は看板の設置費用の記事、見積書の見方と相見積もりの比べ方は看板業者の選び方の記事で詳しく書いています。

値段が上がる条件、下がる条件

条件 値段の変わり方
光らせる 突き出し看板の本体は、光らない帆布のもの13,200円〜に対して、LEDで光る角型37,290円〜(税込)。配線の電気工事費と電気代も加わる
文字を立体にする 同じ切り文字でも、カルプ69,300円〜、ステンレス107,800円〜(取り付け込みの例)。印刷のシートよりも高くなる
大きくする プレート看板は600×450が7,480円〜、2440×1220が27,940円(本体)。大きいほど運搬・取り付けの手間も増える
高い所に付ける 4m以上などで高所作業車33,000〜66,000円、足場を組むなら22,000円〜
今の枠を使う 面板だけなら突き出し看板5,390円〜、電飾スタンド5,940円〜(税込)。枠や照明が傷んでいなければ安くすむ
データを用意する ロゴや店名のデータが整っていれば、デザイン費(5,500円〜)を抑えられる
まとめて頼む のぼりは1〜9枚で1枚1,562円〜、10枚以上で693円〜(税込)。看板の工事も、作業車や出張の費用は工事の回数ごとにかかる

※サインシティの表示価格(税込)、CUVIC「看板工事の料金の目安」、CUVIC大阪「プレート看板」(税の表記なし)から。2026年10月24日時点。

予算を抑えたいときは、表の上から順に見直すと効きます。光らせる看板は1か所にしぼり、ほかは照明で外から照らす。立体の文字は店名だけにして、営業時間などは印刷のシートにする。居抜きの店なら、今の枠に新しい面を入れる。開業のときは、看板をまとめて1回の工事で付ける。こうした組み合わせで、見た目を大きく落とさずに金額を下げられます。

通販で買うか、取り付けまで頼むか

工事の要らない看板は、通販で買うのがいちばん安上がりです。ただ、壁に付ける看板を自分で付けて落ちると、通る人をけがさせるおそれがあります。重い看板、高い所の看板、電気の配線が要る看板は、取り付けまで頼むほうが安心です。

買い方 向く看板と注意
通販で買う 向くのは、スタンド看板・電飾スタンド・のぼり・屋内のプレート。払うのは本体と送料。壁や高い所に付けた看板が落ちて人にけがをさせると、店(占有者)や持ち主が責任を負います(民法第717条)
取り付けまで頼む 向くのは、壁の看板・突き出し看板・切り文字・配線の要る看板・高さ4mを超える看板。施工費(33,000円〜)がかかる代わりに、下地の確認、許可の申請、電気工事までまとめて任せられる
組み合わせる 本体は通販で選び、取り付けだけを看板会社に頼む方法もあります。壁の配線から電気を引く工事は、電気工事士の仕事です
パン屋の入口の前の敷地に、店名を入れた黒いA型のスタンド看板と、白い電飾スタンド看板が置かれている様子
置くだけのスタンド看板は、通販で買えば本体と送料だけで済みます(画像はイメージ)

役所に払う費用:大阪市の許可の手数料と道路占用料

看板の値段のほかに、役所へ払う費用がかかることがあります。大阪市では、自分の店や事務所に店名などを出す看板で、1つの表示面積が7㎡以下なら屋外広告物の許可の申請は要らず、役所の費用もかかりません。面積は看板1つごとに見て、何枚かを合計はしません(両面の看板は表と裏の合計)。7㎡は、幅3.5m×高さ2mほどの大きさです。景観形成地区などでは、別の基準もかかります。

大阪市で看板を出すときの手続きと役所の費用自分の店・事務所に、店名などを出す看板?いいえ許可が必要大きさに関係なくはい1つの看板の表示面積は7㎡以下?いいえ許可が必要手数料:5㎡ごとに950円はい許可の申請は不要(0円)景観・安全の決まりは守る上とは別に、看板の形や高さで要る手続き道路の上に突き出す看板?(袖看板・突き出し看板)はい道路占用許可申請1,100円+毎年の占用料高さ4mを超える広告塔・広告板?はい建築確認(工作物)費用は会社の見積もりで※大阪市屋外広告物条例・同施行規則・Q&A、大阪市の道路占用のページ、建築基準法から作成
大阪市では、自分の店の看板で1つ7㎡以下なら許可は要らず、役所の費用もかかりません
手続き 費用と要る場合(大阪市)
屋外広告物の許可
大阪市
広告板・広告塔は、表示面積5㎡までごとに950円(非課税)。8㎡なら1,900円、13㎡なら2,850円。自分の店・事務所に店名などを出す看板で、1つの表示面積が7㎡以下なら申請は要りません。突き出し看板のような両面の看板は、表と裏の合計で見ます
許可の更新
継続許可
手数料は新しく出すときと同じ。許可の期間は3年以内で、更新のたびに点検報告書と現況写真を付けます
道路占用許可
突き出し看板
申請手数料1,100円と、毎年の道路占用料(6月上旬に納入通知)。占用料は場所の等級で変わります
建築確認
高さ4m超
高さ4mを超える広告塔・広告板は、工作物として建築確認が要ります。手数料と図面の費用は規模で変わるので、看板会社の見積もりで確かめます

※大阪市屋外広告物条例(第19条の3・別表)、同施行規則(第2条・第4条・第7条)、大阪市「屋外広告物申請 Q&A」「突出看板道路占用 Q&A」、建築基準法施行令第138条から。2026年10月24日時点。大阪市以外の市町村は、それぞれの条例で基準と手数料が違います。

役所の手数料そのものは、数千円の単位です。費用として大きいのは、許可の図面や写真をそろえる手間のほうで、看板会社に申請を任せると代行の費用がかかります。道路の上に突き出す袖看板は、7㎡以下でも道路占用の許可が別に要り、許可が下りるまで約1か月かかります。開店の日が決まっているなら、突き出し看板は早めに頼むのが安全です。

道路占用料は、大阪市の令和4年版のしおりでは1基1年3,770〜8,500円と案内されていました。2024年4月に大阪市の道路占用料の条例が改正されているので、いまの金額は大阪市建設局に確かめてください。許可を受けた看板は3年以内ごとに更新があり、点検報告書を付けるので、点検の費用も毎回の出費として見込んでおきます。

看板代は何費?経費にできる時期は10万・20万・40万円で変わる

看板代は、仕事のための支出として経費にできます。ただ、いつ経費にできるかは、看板1つの値段で変わります。10万円未満ならその年に全額、20万円未満なら3年で均等に、それ以上は耐用年数で何年かに分けて経費にします。「看板代は何費か」とよく聞かれますが、資産にする看板は「器具及び備品」や「構築物」として計上し、10万円未満のものは消耗品費や広告宣伝費などでその年の経費にするのが一般的です(科目の名前は会社の決め方で変わります)。

看板の値段と、経費にできる時期0円10万円20万円30万円40万円50万円(看板1つの取得価額)すべての事業者その年に全額経費3年で均等に経費耐用年数で減価償却青色申告の中小企業者等(2026年4月1日以後の取得)その年に全額経費にできる(1年の合計300万円まで)減価償却法定耐用年数店の看板・ネオンサイン(器具及び備品)3年野立看板・広告塔など(構築物の広告用)金属造20年・その他10年
看板代は、1つの値段で経費にできる時期が変わります(区分は税理士に確認を)
看板1つの値段 経費の扱い
10万円未満 その年の経費にできます(使える期間が1年未満のものも)
10万円以上
20万円未満
一括償却資産として、3年で3分の1ずつ経費にできます
40万円未満
特例
青色申告をしている中小企業者等(従業員400人以下など)は、2026年4月1日以後に取得したものを、1年の合計300万円までその年の経費にできます(2029年3月31日までの取得)
それ以上 資産に計上して、耐用年数で減価償却します。店の看板・ネオンサインは器具及び備品で3年。野立看板・広告塔など構築物の広告用のものは、金属造20年・その他10年

※国税庁「No.5403 少額の減価償却資産になるかどうかの判定の例示」「No.5408 中小企業者等の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例」「主な減価償却資産の耐用年数表」、耐用年数の適用等に関する取扱通達2-3-5から。個人事業者も、青色申告なら同じ内容の特例があります(租税特別措置法第28条の2)。構築物の年数は減価償却資産の耐用年数等に関する省令 別表第一。取得価額を税込で見るか税抜で見るかは経理の方式で変わります。

店の看板の耐用年数は3年です。これは税金の計算の年数で、看板が3年で傷むという意味ではありません。野立看板や広告塔のように地面や屋上に造る看板は「構築物」になり、金属造なら20年かけて経費にします。同じ看板でも、どちらに入るかで1年ごとの経費が大きく変わるので、高い看板を頼むときは、見積書を税理士に見てもらってから決めると安心です。

見積書が「看板一式」となっていると、看板の本体、取り付け、デザインを分けられません。経費の計算で分けたいときは、費目ごとに金額を出してもらえば済みます。

看板に使える補助金:持続化補助金の第20回は12月15日締切

看板に使える補助金として、まず名前が挙がるのが「小規模事業者持続化補助金」です。販路を広げるための看板の作成・設置は、経費の区分の「広報費」の例に入っています。いまは第20回の募集で、2026年11月5日から申請の受付が始まり、締切は12月15日です(2026年10月24日時点の予定)。

持続化補助金(第20回)の流れと、看板を発注してよい時期2026年11月5日申請の受付が始まる(予定)2026年12月4日事業支援計画書(様式4)の依頼の締切2026年12月15日申請の締切(17:00)× まだ看板を発注・契約しない審査のあと採択・交付決定の通知交付決定のあと看板会社に発注・契約し、看板を作る2028年3月31日補助事業の実施期限2028年4月10日実績報告の締切 → 補助金の入金(後払い)※中小企業庁・事務局の公募要領(第8版)から。日程は変わることがあります
補助金を使うなら、交付決定の通知が届いてから看板を発注します
項目 内容
対象になる看板 販路開拓のための看板の作成・設置は「広報費」の例に入っています。商品名・宣伝文句・事業者名が入らない看板や、販路開拓を目的としない看板は対象外
補助率・上限 補助率2/3、補助上限50万円(インボイス特例・賃金引上げ特例で上乗せあり)。広報費の補助金申請額は30万円(税込)まで
申請の条件 看板(広報費)だけでは申請できません。ほかの経費と組み合わせた計画にします
発注の時期 交付決定の前に発注・契約・支払いをした分は対象外。採択の発表の日も、まだ発注してよい日ではありません
お金が入る時期 後払い。看板代はいったん全額を払い、実績報告のあとに補助金が入ります

※中小企業庁「小規模事業者持続化補助金〈一般型 通常枠〉第20回の公募」、公募要領 第8版(2026年7月21日改版)、事務局のよくある質問から。2026年10月24日時点。日程は変わることがあるので、申請の前に事務局のサイトで確かめてください。

気をつけたいのは、発注の時期です。交付決定の前に看板を発注したり、契約したりした分は、補助の対象から外れます。補助金を使う予定なら、見積もりだけ取っておき、交付決定の通知が届いてから発注します。申請には、商工会議所・商工会が出す「事業支援計画書」が要り、その依頼の締切は12月4日です。大阪市内なら、店のある地区の商工会議所・商工会に早めに声をかけておくと、締切に間に合わせやすくなります。

大阪市・大阪府には、2026年10月の時点で、個々の店の看板の製作をそのまま対象にした補助は見当たりませんでした。商店街の空き店舗に出店する人向けには、大阪市の「空き店舗を活用した商店街再生事業」(補助率1/2以内・限度額120万円)があります。ただ、公募で選ばれた商店街でワークショップを経て事業プランを作った人が対象で、看板が対象になるかは大阪市経済戦略局への確認が要ります。

見積もりを頼む前に用意するもの

看板の値段には、場所を見ないと決まらない部分が残ります。逆に言えば、写真と寸法がそろっていれば、現地に行く前でもおおよその金額の見当はつきます。見積もりを頼む前に、次のものを用意しておくと話が早く進みます。

  • 看板を付ける場所の写真(正面から1枚、建物ごと写した1枚、壁の材料が分かる近くの1枚)
  • 付けたい場所の寸法(幅・高さと、地面からの高さ)
  • 看板に入れる店名・ロゴのデータ(あれば)と、入れたい文字
  • 光らせたいかどうかと、近くのコンセント・配線の場所
  • 予算の上限と、開店日などの期限
  • 賃貸なら、看板を付けてよい場所と大きさ(貸主・管理会社に確認)
  • 補助金を使うかどうか(使うなら、交付決定まで発注しない)
店の正面の前で、作業着の担当者がメジャーで壁の幅を測り、もう一人がタブレットで建物の写真を撮っている様子
写真と寸法がそろうと、見積もりが早く正確になります(画像はイメージ)
  1. 写真と寸法を送る問い合わせフォームやLINEで、場所の写真と寸法、作りたい看板を伝えると、おおよその金額が分かります。
  2. 現地調査壁の下地、電源、取り付ける高さ、許可の要否を見て、作業車や電気工事が要るかを確かめます。
  3. デザインと正式な見積もりデザインの案と、費目ごとの見積書を出してもらいます。「一式」の行があれば中身を聞いておきます。
  4. 発注と許可の申請発注のあと、許可の要る看板は申請をします。道路占用の許可は約1か月かかります。
  5. 製作・取り付け工場で作って取り付けます。光る看板は点灯を確かめて引き渡しです。

看板の値段についてよくある質問

見積もりや現地調査にお金はかかりますか?

CUVIC大阪のお見積もりは無料です。写真と寸法があれば、おおよその金額からご相談いただけます。CUVICの料金の目安には「現場調査費16,500円〜」の項目があり、基本は無料で、足場や作業車が要る場合に費用がかかると書かれています。

看板の値段は税込ですか、税別ですか?

会社や商品で違います。消費税の総額表示の義務は、不特定多数の人に向けた値段の表示が対象で、事業者どうしの取引や見積書は対象外です。そのため、事業者向けの料金表や、個別の見積書は税別のことがあります。比べるときは、税込か税別か、取り付けや送料を含むかをそろえてください。

毎年かかる看板の費用はありますか?

光る看板の電気代、突き出し看板の道路占用料(毎年)、許可を受けた看板の更新(3年以内ごとの手数料と点検)があります。LEDの電気代は小さく、14WのLEDのアームライト2灯を日の入りから22時まで点けて、1年の平均で1か月約104円です。大阪市では、自分の店の看板で1つ7㎡以下なら屋外広告物の許可の更新はありませんが、突き出し看板の道路占用の許可は、期間ごとに更新(手数料1,100円)が要ります。

居抜きの店で、前の店の看板の枠は使えますか?

枠や照明が傷んでいなければ、面板やシートだけを替えて費用を抑えられます。中が蛍光灯の看板は、直管形の蛍光ランプの製造と輸出入が2028年1月1日から禁止されるので、この機会にLEDに替える相談もできます。道路に突き出した看板を引き継ぐときは、大阪市では道路占用の手続きが要ります。

店を閉める・移るときは、看板を外す費用がかかりますか?

かかります。CUVICの料金の目安では撤去費が33,000円〜で、処分費は別です。高い所なら作業車も加わります。賃貸の店舗では、退去のときに看板を外して元に戻す約束になっていることがあるので、出店のときに契約を確かめておくと、あとの出費を見込めます。

看板広告(ほかの場所の看板を借りる広告)の値段も同じですか?

違います。この記事は、自分の店の看板を作る費用です。ほかのビルや土地の看板の面を借りる広告の料金は、場所・大きさ・期間で決まり、広告会社が案内しています。大阪市では、自分の店以外の広告は大きさに関係なく屋外広告物の許可が要り、ふつうは広告会社が手続きをします。

看板の見積もりは、CUVIC大阪にご相談ください

看板1枚の作り替えから、開業の看板一式、道路沿いの大きな看板まで、デザイン・製作・取り付け・許可の申請をまとめてご相談いただけます。お見積もりは無料です。付けたい場所の写真と寸法を添えて、お気軽にご相談ください。

0120-944-599受付時間:平日 9:00〜17:00(土日祝休み)

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