
※2026年9月時点の情報をもとに作成しています|執筆:CUVIC大阪 看板施工チーム(屋外広告士在籍)
「看板の明かりが点かなくなった」「台風で面板が割れた」「金具がサビてぐらついている」——看板のトラブルは、ある日突然気づくことが少なくありません。すぐに直したいけれど、修理にいくらかかるのか、そもそも修理で済むのかが分からず、困っている方も多いのではないでしょうか。
看板の修理費用は、部品代そのものよりも「どの高さで作業するか」によって大きく変わります。この記事では、年間6,000件を超える看板工事を手がけるCUVIC大阪が、症状別の修理費用の目安と故障の原因、自分で確認できること、修理と交換の判断基準、保険や勘定科目の考え方までまとめて解説します。

この記事の結論(30秒でわかる要点)
- 脚立で作業できる高さなら、蛍光灯の交換は約1万〜2万円、安定器の交換は約1.5万〜4万円、面板の交換は約3万円〜が目安です(税込)。
- 取付高さが4m以上の看板は、高所作業車(33,000〜66,000円)が加わります。高所の看板は、部品代より作業車の費用のほうが大きくなりがちです。
- 看板が点かないときは、修理を頼む前にブレーカーとタイマーを確認しましょう。焦げたにおいや異音がする場合は、すぐに電源を切ってください。
- 設置から10年以上たつ蛍光灯の看板は、部品交換をくり返すより、LED化や看板のリニューアルを検討したほうが長い目で見て割安です。
- 台風などで壊れた看板は、火災保険の風災補償の対象になることがあります。修理の前に、破損した状態の写真を残しておきましょう。
看板修理の費用相場【修理内容・症状別】
看板の修理費用は、交換する部品と作業の内容によって決まります。まずは、脚立で作業できる高さの看板を修理する場合の目安を確認しましょう。
表は横にスクロールできます →
| 修理内容 | 費用の目安(税込・1台あたり) | よくある症状 |
|---|---|---|
| 蛍光灯・グロー球の交換 | 約1万〜2万円 | 一部だけ暗い、ちらつく、点かない |
| 安定器・ソケットの交換 | 約1.5万〜4万円 | ランプを替えても点かない、焦げたにおいがする |
| LED電源・LEDモジュールの交換 | 約2万〜5万円 | LED看板の一部、または全体が点かない |
| タイマー・スイッチ類の交換 | 約1万〜3万円 | 点灯・消灯の時間がずれる、点かない |
| 面板(アクリル板など)の交換 | 約3万円〜 (大型は10万円以上) |
割れ、ひび、穴 |
| 表示面のシート張り替え | 77,000円〜 | 色褪せ、シートの剥がれ、店名の変更 |
| 取付金具の補修・交換 | 約3万〜10万円 | サビ、ぐらつき、風が吹くと音がする |
| スタンド看板の部品交換 | 数千円〜(部品代) | キャスター・ランプ・面板の破損 |
※部品代・作業費を含む一般的な目安です。表示面の張り替えはCUVICの料金目安(施工費)です。看板の大きさや状態によって変わるため、正確な金額は現地調査のうえでお見積もりします。
高所や道路上で作業する場合の追加費用
2階以上の袖看板や壁面看板を修理する場合は、上の費用に、高所作業車や道路使用許可の費用が加わります。CUVICの料金の目安は次のとおりです。
表は横にスクロールできます →
| 項目 | 料金の目安(税込) | 必要になるケース |
|---|---|---|
| 高所作業車 | 33,000〜66,000円 | 取付高さが4m以上の看板(12m車・27m車) |
| 足場 | 22,000円〜 | 高所作業車が入れない場所 |
| 道路使用許可の申請代行 | 33,000円〜 | 公道に作業車を停めて作業する場合 |
| 交通誘導警備員 | 22,000円〜 | 歩行者や車両の誘導が必要な場合 |
| 現地調査 | 基本無料 | 足場・作業車が必要な調査は16,500円〜 |
出典:CUVIC「看板工事の料金の目安」(2026年9月時点)
- 蛍光灯の交換:約1万〜2万円
- 高所作業車:33,000〜66,000円
- 合計:約4.3万〜8.6万円(公道で作業し、道路使用許可と警備員が必要な場合は約10万〜14万円)
高所の看板は、ランプ1本の交換でも作業車の費用が大半を占めます。複数の不具合をまとめて直したり、LED化してランプ交換の回数そのものを減らしたりするほうが、結果的に安く済むことが多いのはこのためです。

症状別にみる看板の故障の原因と対処法
看板のトラブルは、症状からある程度原因を絞り込めます。よくある症状と、考えられる原因・対処法をまとめました。
表は横にスクロールできます →
| 症状 | 主な原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 看板全体が点かない | ブレーカーや漏電遮断器の作動、タイマーの設定ずれ、電源配線の断線 | まずブレーカーとタイマーを確認。戻らなければ業者へ(漏電の可能性があります) |
| 一部だけ暗い・ちらつく | 蛍光灯やグロー球の寿命、LEDモジュールの一部の故障 | ランプの交換。設置10年以上なら安定器の交換やLED化も検討 |
| ランプを替えても点かない | 安定器・ソケットの故障、LED電源の故障 | 部品の交換(電気工事士による作業が必要) |
| 焦げたにおい・異音がする | 安定器の劣化や過熱 | すぐに電源を切って使用を中止し、業者に連絡 |
| 面板が割れた・穴があいた | 台風の飛来物、車などの接触、いたずら、経年劣化 | 破片が落ちないよう応急処置をして、面板を交換 |
| 色褪せ・シートの剥がれ | 紫外線や雨風による劣化 | 表示面のシートの張り替え、または面板の交換 |
| サビ・ぐらつき・傾き | 取付金具やボルトの腐食・緩み | 落下の危険あり。下に人が近づかないようにして、早急に点検 |
| 看板の中に水がたまる | パッキンの劣化や、すき間からの雨水の侵入 | 防水処理や部品の交換(漏電や腐食の原因になります) |

修理を頼む前に、自分で確認できること
「看板が点かない」というご相談の中には、ブレーカーやタイマーの設定で直るケースもあります。業者を呼ぶ前に、次の点を確認してみましょう。
- 分電盤の看板用ブレーカーや、看板のスイッチが切れていないか
- タイマーの時刻がずれていないか(停電のあとにずれることがあります)
- スタンド看板の場合は、電源プラグや延長コードが抜けていないか
- 点かないのは看板全体か、一部だけか
- 症状が分かる写真(看板全体と、気になる部分のアップ)を撮っておく
ブレーカーを戻してもすぐに落ちる場合は、漏電の可能性があります。何度も入れ直さず、電源を切ったまま業者に相談してください。

修理と交換(リニューアル)、どちらがいい?判断の目安
修理で済ませるか、看板の一部や全体を新しくするかは、設置からの年数と本体の状態で判断します。目安は次のとおりです。
| 看板の状況 | おすすめの対応 |
|---|---|
| 設置から10年未満で、故障が1か所だけ | 修理(部品の交換) |
| 蛍光灯の看板で、ランプや安定器の故障をくり返している | LED化(照明部分の入れ替え) |
| 表示面の色褪せや剥がれが、全体に広がっている | 表示面の張り替え(リニューアル) |
| 本体や取付金具のサビ・腐食が進んでいる | 看板本体の交換(新調) |
| 修理の見積もりが、新しく作る費用に近い | 新調も含めて比較 |
照明器具は、使用から約10年が交換の目安とされ、15年を超えたものは早めの交換が呼びかけられています(消防庁が周知した安全啓発リーフレットより)。また、看板に多い直管蛍光灯は2027年末までに製造・輸出入が終わります。蛍光灯の看板で故障が続く場合は、部品交換をくり返すより、LED化を検討するほうが安心です。詳しくは看板の蛍光灯LED化の解説記事をご覧ください。

看板は自分で修理できる?業者に任せるべきケース
スタンド看板の蛍光灯や部品の交換、手の届く高さにある看板のランプ交換(同じ種類のランプへの差し替え)なら、自分で対応できることもあります。作業の前には、必ず電源を切ってください。
一方で、次のような修理は専門業者に任せましょう。
- 2m以上の高さにある看板(転落や、部品が落下する危険があります)
- 安定器の交換や配線の修理(電気工事士の資格が必要です)
- 大きく重い面板の取り外し・取り付け
- 取付金具のサビやぐらつきの補修(看板が落下するおそれがあります)
- 漏電の疑いがある場合(ブレーカーがすぐに落ちるなど)

スタンド看板は、年数がたつと本体の劣化も進んでいるため、部品を交換するより新しい看板に買い替えたほうが安く済むこともあります。
部品や新しい看板は、看板通販サインシティで購入できます
業者が来るまでの応急処置
- 面板が割れた:破片が落ちないよう、養生テープなどで割れた部分を押さえ、看板の下に人が入らないようにします。
- 看板がぐらついている:無理に触らず、看板の下を通れないようにして、すぐに業者に連絡します。
- 焦げたにおい・煙:ブレーカーを切って電源を遮断します。煙や火が出ている場合は119番に通報してください。

看板修理の費用を抑える5つのコツ
- 気になる不具合をまとめて直す:ランプ切れ、面板の汚れ、金具のサビなどを一度に直せば、高所作業車や道路使用許可の費用が1回分で済みます。
- 点検と同じタイミングで修理する:屋外広告物の許可の更新時などに行う点検と修理を合わせると、作業の重複を防げます。
- LED化で交換の回数を減らす:LEDの寿命は約40,000時間と、蛍光灯の3〜6倍です。高所の看板ほど、LED化によるメンテナンス費の削減効果が大きくなります。
- 早めに直す:面板のすき間から雨水が入ると、漏電や内部の腐食が進み、修理の範囲が広がります。小さな不具合のうちに直すのが結果的に安く済みます。
- 保険の対象か確認する:台風や事故による破損は、加入している保険で修理費が補償されることがあります。
看板の修理・点検のご相談はお気軽に
看板の写真と設置場所(住所・何階か)、気になる症状をお知らせいただくと、ご相談がスムーズです。修理だけのご依頼も承っています。
0120-944-599受付時間:平日 9:00〜17:00(土日祝休み)
台風や事故で看板が壊れたら|保険が使える場合も
台風などの強風で看板が壊れた場合、事業用の火災保険(店舗総合保険など)の風災補償で、修理費が補償されることがあります。ただし、看板が保険の対象に含まれているか、どのような条件で補償されるかは、保険会社や契約内容によって異なります。
たとえば東京海上日動の「超ビジネス保険」では、ポールサインなど地面に固定された看板は「屋外設備装置」、移動式の看板は「設備・什器等」と、保険の対象の区分が分けて示されています。また、損害額が一定額(例:20万円)以上でないと風災の補償対象にならない契約もあります。まずは保険証券や約款で、看板が対象になっているかを確認しましょう。
- 安全を確保する落下の危険がある場合は、看板の下に人が近づかないようにします。
- 修理の前に写真を撮る看板全体と、壊れた部分のアップを撮影します。日付がわかるように残しておくと安心です。
- 保険会社・代理店に連絡する被害の状況を伝え、補償の対象になるか、必要な書類を確認します。
- 修理の見積もりを取る保険の請求には、修理業者の見積書が必要になるのが一般的です。
なお、壊れた看板が他人の建物や車、通行人に被害を与えた場合は、火災保険ではなく施設賠償責任保険などで対応することになります。こちらも加入状況を確認しておきましょう。

看板修理の勘定科目|修繕費と資本的支出の分かれ目
看板の修理費用は、看板を元の状態に戻したり、維持したりするための支出であれば「修繕費」として処理できます。一方、看板の性能を高めたり、使える期間を延ばしたりする支出は「資本的支出」となり、資産に計上して減価償却します。
国税庁は、判断の目安として次のような基準を示しています。
- 1回の修理費用が20万円未満の場合や、おおむね3年以内の周期で行う修理は、修繕費として処理できる
- 修繕費か資本的支出か明らかでない場合は、60万円未満、または前期末の取得価額のおおむね10%以下であれば、修繕費として処理できる
出典:国税庁 タックスアンサーNo.5402「修繕費とならないものの判定」(法人税基本通達7-8-1〜7-8-6ほか)。実際の処理は、顧問の税理士にご確認ください。
なお、蛍光灯をLEDランプに取り替えた費用については、国税庁の質疑応答事例で、修繕費として処理して差し支えないとされた例があります。看板本体を新しく作り替える場合は、新しい看板として資産に計上するのが一般的です。
看板修理の流れと期間の目安
- ご相談お電話・フォーム・LINEで、看板の写真や設置場所、症状をお知らせください。
- 現地調査故障の原因、看板本体や取付金具の状態、作業車を停める場所などを確認します。
- お見積もり・ご提案修理のほか、LED化やリニューアルが適している場合は、費用を比べられるようにご提案します。
- 各種手続き公道で作業する場合は、道路使用許可を申請します。
- 修理部品の交換や面板の交換などを行います。
- 点灯・動作の確認点灯状態や取付部を確認して完了です。
部品の交換だけで済む場合は、現地調査から数日程度で修理できることが一般的です。面板や表示面のシートを新しく作る場合は、製作期間を含めて1〜2週間程度を見込んでおきましょう。道路使用許可が必要な場合は、許可が下りるまでの日数もかかります。

看板修理業者を選ぶときのポイント
- 他社が施工した看板の修理にも対応している
- 電気工事士が在籍し、照明や配線の修理まで対応できる
- 高所作業車の手配や、道路使用許可の申請に対応できる
- 修理だけでなく、LED化やリニューアルも含めて比較できるよう提案してくれる
- 見積もりの内訳(部品代・作業費・作業車・申請費)が明確
看板修理に関するよくある質問
看板の修理にはどれくらいの期間がかかりますか?
部品の交換だけで済む場合は、現地調査から数日程度で修理できることが一般的です。面板や表示面のシートを新しく作る場合は、製作期間を含めて1〜2週間程度が目安です。公道で作業する場合は、道路使用許可が下りるまでの日数もかかります。
他社が作った看板も修理してもらえますか?
はい、ご相談を承っています。看板の構造や使われている部品を現地で確認したうえで、修理の方法をご提案します。修理が難しい場合は、表示面の張り替えや看板の交換も含めてご案内します。
蛍光灯を交換しても看板が点かないのはなぜですか?
安定器やソケット、グロー球の故障、配線の断線などが考えられます。安定器の交換や配線の修理には電気工事士の資格が必要です。設置から10年以上たっている看板は、部品交換よりもLED化を検討したほうが、長い目で見て安く済むことがあります。
看板の修理だけでも依頼できますか?
はい、修理だけのご依頼も承っています。ランプや安定器の交換、面板の交換、取付金具の補修など、看板の状態に合わせて対応します。
看板の修理費用の勘定科目は何ですか?
看板を元の状態に戻す、または維持するための修理であれば「修繕費」として処理できます。国税庁の基準では、1回の修理費用が20万円未満の場合や、おおむね3年以内の周期で行う修理は修繕費として処理できます。看板の性能を高める改良は「資本的支出」になるため、判断に迷う場合は税理士にご確認ください。
台風で壊れた看板は、火災保険で直せますか?
事業用の火災保険の風災補償で、修理費が補償されることがあります。ただし、看板が保険の対象に含まれているかや、補償される条件は契約によって異なります。修理の前に壊れた状態の写真を撮り、保険会社や代理店に確認してください。
修理と交換は、どちらがお得ですか?
設置から10年未満で故障が1か所だけなら、修理のほうが費用を抑えられます。蛍光灯の看板で故障をくり返している場合や、本体のサビ・色褪せが進んでいる場合は、LED化やリニューアル、看板の交換のほうが長い目で見て割安になることが多いです。
スタンド看板の修理もできますか?
ランプやキャスター、面板など、部品の交換で直せるものもあります。ただし、年数がたったスタンド看板は本体の劣化も進んでいるため、新しい看板に買い替えたほうが安く済むこともあります。スタンド看板の本体や部品は、看板通販サインシティでも購入できます。
大阪以外の看板も修理してもらえますか?
はい。CUVIC大阪は全国50拠点のネットワークで、北海道から沖縄まで看板の修理・点検・リニューアルに対応しています。複数の店舗の看板をまとめて点検・修理したい場合もご相談ください。
まとめ|看板の修理は「高さ」と「年数」を考えて早めに
- 脚立で作業できる看板なら、蛍光灯の交換は約1万〜2万円、安定器の交換は約1.5万〜4万円、面板の交換は約3万円〜が目安です。
- 取付高さ4m以上の看板は高所作業車(33,000〜66,000円)、公道での作業は道路使用許可と警備員の費用が加わります。
- 看板が点かないときは、まずブレーカーとタイマーを確認。焦げたにおいや異音がする場合は、すぐに電源を切りましょう。
- 設置10年以上の蛍光灯の看板は、部品交換をくり返すより、LED化やリニューアルがおすすめです。
- 台風などによる破損は保険の対象になることがあります。修理の前に写真を残しておきましょう。
看板の不具合は、放置するほど修理の範囲が広がり、落下などの事故につながるおそれもあります。気になる症状があれば、小さなうちにご相談ください。
看板の修理・メンテナンスはCUVIC大阪へ
屋外広告士が30名以上在籍する看板のプロが、故障の原因を確認し、修理・LED化・リニューアルの中から看板の状態に合った方法をご提案します。お見積もりは無料、全国50拠点のネットワークで対応しています。
0120-944-599受付時間:平日 9:00〜17:00(土日祝休み)












