
避難経路図は、建物の平面図を単純にした図に、掲示する場所(現在地)から屋外へ逃げる2方向の経路と、避難階段・避難器具・消火器などの位置を書き込んで作ります。図の上は、その場所に立って図を見る人の正面にそろえるので、掲示する場所が違えば図も別になります。凡例と英語、「火事のときはエレベーターを使わない」などの注意、作った年月を入れ、描き終えたら経路を実際に歩いて確かめます。
掲示の決まりは、消防法ではなく市町村の火災予防条例にあります。東京都・大阪市・広島市などは旅館・ホテルなどの宿泊室を、名古屋市・札幌市は百貨店や病院も対象にしていて、色と大きさも、名古屋市は現在位置を朱色・経路を緑色で各室B5以上、広島市は経路を赤色でA4以上と、市によって違います。民泊は住宅宿泊事業法で避難経路の表示が求められます。記事の中ほどに、そのまま使えるエクセルのひな形を置きました。CUVIC大阪では、平面図から避難経路図のデータを作るところから、アクリルやアルミ複合板の板への製作、取り付けまでご相談いただけます。
| 決めること | 決め方 |
|---|---|
| 掲示する場所 | 条例で決まっている場所(宿泊室の扉の内側など)に加え、エレベーターホール・階段の前・廊下の分かれ道など。掲示する場所ごとに1枚 |
| 図の向き | 掲示する場所に立った人の正面を、図の上にする(北が上とは限らない) |
| 現在地 | 赤や朱色の▲などで目立たせ、「現在地 YOU ARE HERE」と書き添える |
| 避難経路 | 現在地から2方向。矢印で避難階段・出口まで。線の色は市の基準と消防署の指導に合わせる(名古屋市は緑、広島市は赤) |
| 載せる設備 | 避難階段・避難口・避難器具、消火器・屋内消火栓。火災報知機の押しボタンやAEDも |
| 大きさ | 市の基準に合わせる。名古屋市は各室B5以上・廊下やロビー50cm角以上、広島市はA4以上 |
| 高さ | おおむね目の位置(名古屋市)。近くで見る壁のサインは、中心を床から130〜140cm程度(車椅子の人や子どもに配慮した国の庁舎の標準) |
| 言語 | 日本語と英語。外国からの宿泊者が多い施設は、中国語・韓国語も |
※名古屋市「火災予防条例指導基準」、広島市「広島市火災予防条例の解説」、国土交通省「建築設計基準の資料」(現在地の赤の▲、サインの高さ)、消防庁の外国人来訪者向けのガイドライン(言語)から(2026年10月26日時点)。決まりは市町村ごとに違うので、作る前に所轄の消防署で確かめます。
避難経路図の書き方:記入例と、載せるもの
上の記入例は、ホテルの3階のエレベーターの前に掲示する図です。見出しの帯に「避難経路図」と階数、すぐ下に「火事のときはエレベーターを使わないでください」の注意を入れ、平面図の中には、現在地の赤の▲から、西の階段Aと東の階段Bへ向かう2方向の経路を矢印で描いています。図の下に凡例、火事の知らせ方、屋外の集合場所、作った年月と管理者を並べます。条例で記載事項を決めている市では、その項目が全部入っているかを最初に確かめます。
避難経路図に載せるもの
- 現在地(この図を掲示する場所)と、階数・部屋番号
- 避難経路(2方向以上)。玄関から逃げられないときの経路も
- 避難施設・避難器具の位置(避難階段・避難口・避難はしご・救助袋など)
- 消火器・屋内消火栓の位置
- 宿泊者・来館者への火災の伝達方法(非常ベル・館内放送など)
- 避難上の留意事項(火事のときはエレベーターを使わない、など)
- 記号の凡例と、英語などの併記
- ベランダの隔板(破って隣へ逃げる板)があれば、その位置
- 作った年月と、管理者・連絡先
※東京都の火災予防条例施行規則 第11条の2の6(避難施設及び避難器具の設置位置、避難経路、宿泊者に対する火災の伝達方法、避難上の留意事項)、札幌市火災予防規則 第12条の6(2方向以上の避難経路、消火器及び屋内消火栓設備の設置位置など)、消防庁の民泊向けリーフレット(避難経路は2つ以上、玄関からの避難が困難な場合の経路も。凡例に隔板)から。作った年月と管理者・連絡先は、こちらからの提案です。
経路と現在地の色は、市によって決まりが違います。名古屋市の指導基準は、現在位置を朱色、2方向に避難できる経路を緑色で示すとし、広島市の解説は、宿泊室から屋外までの経路を赤色の線で明示するとしています。国の法令には色の決まりがないので、所轄の消防署の指導に合わせます。決まりのない市では、現在地と経路が見分けられる2色にし、色の区別がつきにくい人のために、経路は太い線と矢印、現在地は▲の形でも分かるようにします。
避難経路図の掲示は義務? 消防法と火災予防条例の決まり
「避難経路図の掲示は消防法の義務」「建築基準法で義務」と書かれることがありますが、消防法施行令・同施行規則のうち、防火管理(施行令第3条の2、施行規則第3条)と誘導灯・誘導標識(施行令第26条)の条文を確かめた範囲では、避難経路図そのものを掲示させる条文はありません。建築基準法を挙げるページも、条文の番号は示していません。掲示を決めているのは市町村の火災予防条例で、対象の建物も、記載事項・大きさ・色も市ごとに違います。
| 建物・市 | 決まり |
|---|---|
| 大阪市 | 「宿泊の用に供する各室内の見やすい箇所に、当該室から避難口及び避難器具設置場所に至る避難経路図の掲出が必要」(条例第52条。大阪市消防局の民泊の手引き) |
| 東京都 | 宿泊室内の見やすい場所に、避難経路や火災の伝達方法を示した避難経路図を掲示(条例第52条)。記載事項は規則第11条の2の6の4つ |
| 横浜市 | 条例第64条。旅館・ホテルとして扱われる民泊にも、避難経路図の掲出を求めている |
| 名古屋市 | 条例第64条の2。劇場・百貨店(延べ面積1,000㎡以上の小売店舗を含む)・旅館・ホテル・宿泊所・病院・特殊浴場・地下街。指導基準で色・大きさ・高さを決めている |
| 札幌市 | 条例第59条の2。百貨店・旅館・ホテル・宿泊所・病院の売場・客室・廊下・待合所などに、階ごとに掲示。記載事項は規則第12条の6 |
| 広島市 | 条例第52条第2項。旅館・ホテル・宿泊所の各宿泊室。解説で、扉の室内側か扉の近くの壁、経路は赤色の線、おおむねA4版以上 |
| 民泊 全国 |
住宅宿泊事業法第6条と国土交通省関係住宅宿泊事業法施行規則第1条第2号で「届出住宅に、避難経路を表示すること」。家主が同居し宿泊室が50㎡以下のときに省けるのは非常用照明器具などで、避難経路の表示を省く定めはない。市町村の条例で決まった事項も表示に盛り込む |
| 事務所・工場・ 学校・共同住宅 |
確かめた条例では掲示の対象に入っていない。防火管理が要る建物は、消防計画に避難施設の維持管理と案内を定める(消防法施行規則第3条第1項第1号ニ) |
※各市の火災予防条例・規則と指導基準・解説、東京消防庁・大阪市消防局・横浜市の案内、住宅宿泊事業法と国土交通省令、国土交通省「民泊の安全措置の手引き」、消防法施行規則から(2026年10月26日時点)。ここに挙げていない市も、条例で決めていることがあります。
「避難経路図は一辺50cm以上が基本」と書かれることもありますが、50cm角は名古屋市の指導基準の廊下・ロビーなどの数字で、全国の決まりではありません。掲示の決まりがない建物でも、来客の多い事務所、夜間に人が残る病院や福祉施設、初めての人が多い工場などでは、エレベーターホールや階段の前に避難経路図があると、避難訓練で経路を説明するときにも使えます。

誰が作る?
確かめた条例と法令には、避難経路図を作る人の資格の決まりはありません。施設の担当者や防火管理者が自分で作ることも、ほかに頼むこともできます。どこで作っても、消防計画の避難経路と、実際の避難器具・消防設備の位置に合っていることが前提です。
| 作る人 | 向く場合 |
|---|---|
| 施設の担当者・ 防火管理者 |
部屋や掲示する場所が少なく、平面図が手元にある。下のエクセルのひな形で作れる |
| 消防設備の会社 | 消防設備の点検と合わせて、消火器・屋内消火栓・避難器具の位置を確かめながら描いてほしい |
| 行政書士 | 民泊や旅館業の届出・申請と合わせて、図面一式を頼みたい |
| 作成ツール・ 個人のデザイナー |
民泊の1室〜数室で、データだけあればよい |
| サイン会社 | 掲示する場所が多い、50cm角以上の大きな図がある、アクリル・アルミ複合板の板にして取り付けまで頼みたい、館内のほかのサインとデザインをそろえたい |
避難経路図の作り方の手順:平面図から掲示まで
自分で作る場合も、頼む場合も、手順は同じです。時間がかかるのは、図面と消防設備の位置を集めるところと、掲示する場所ごとに図を作り分けるところです。
- 図面と消防計画を集める平面図(竣工図・テナントの図面・消防用設備の図面など)と、消防計画で決めた避難経路、避難器具・消火器・屋内消火栓・火災報知機の押しボタンの位置を集めます。
- 掲示する場所を決める条例で決まっている場所(宿泊室など)と、エレベーターホール・階段の前・廊下の分かれ道など、人が立ち止まって見る場所を平面図に印します。図は場所ごとに1枚です。
- もとになる平面図を描き起こす壁・扉・階段・エレベーターだけを残して単純にした図を、階ごとに1枚作ります。
- 場所ごとに向きと現在地を決めるもとの図を、掲示する場所に立った人の正面が上になるよう回し、現在地に赤の▲を入れます。
- 経路と設備を書き込む現在地から2方向の経路を矢印で避難階段・出口まで描き、避難器具・消火器・屋内消火栓などを記号で置きます。
- 凡例・英語・注意・作成日を入れる記号の意味、見出しと凡例の英語、「火事のときはエレベーターを使わない」、火事の知らせ方、集合場所、作った年月と管理者を入れます。
- 現地でたどり、確かめてから掲示する図を持って経路を実際に歩き、閉じた扉や移した消火器がないかを確かめます。条例で決まっている建物は、所轄の消防署で記載事項と掲示場所を確かめてから掲示します。

図の向きと現在地は、掲示する場所ごとに変える
北を上にした設計図をそのまま貼ると、北を背にして見る扉の内側では、図の左右が実際の左右と逆になります。国土交通省の旅客施設のガイドラインも、構内案内図は、掲示する空間の左右と図の左右を合わせて表示するのが望ましいとしています。客室用の図は、廊下の北側の部屋と南側の部屋で向きが逆になり、部屋ごとに現在地も変わるので、部屋の数だけ作ります。名古屋市の指導基準は、数を「室数に各階における階段(避難階段及び特別避難階段を含む。)の数を加えた数以上」としています。もとになる平面図を1枚作っておけば、場所ごとの図は、回して現在地を変えるだけで作れます。
平面図の描き起こし方
もとになる平面図は、竣工図やテナント募集の図面、消防用設備の図面から描き起こします。設計図には寸法線や家具、設備の記号まで入っているので、そのまま縮めると読めません。国土交通省の「建築設計基準の資料」が案内図の描き方として挙げている、平面は変形せずに単純化する、人が通れない部分(壁・窓・手すりなど)は実線にする、廊下と階段室をほかの部分と見分けやすくする、室名はその場所に入れる、といった描き方は、避難経路図にもそのまま使えます。
- 壁・柱・扉・窓・階段・エレベーターだけを残し、寸法線や家具は消す
- 廊下と階段は白か淡い色にして、部屋と見分けやすくする
- 部屋の番号や名前は、その部屋の中に入れる
- 縮めても、廊下の曲がり角や扉の並びの順番は実際に合わせる
- 避難はしごなどの避難器具は、置いてある部屋やベランダに記号で入れる
- ベランダの隔板(破って隣へ逃げる板)があれば、その位置も入れる
避難経路図の大きさと、掲示する高さ
大きさは国の法令では決まっていません。市の基準では、名古屋市の指導基準が、廊下・待合所・ロビー・階段などはおおむね50cm角以上(百貨店はおおむね1m角以上)、各室はおおむねB5以上、高さはおおむね目の位置とし、広島市の解説は宿泊室の図をおおむねA4版以上としています。基準のない市でも、どのくらい離れて見るかから大きさを決めます。国土交通省の旅客施設のガイドラインは、文字の高さの目安を、1〜2m離れて見るなら和文9mm以上・英文7mm以上、4〜5mなら和文20mm以上・英文15mm以上としています。
| 掲示する場所 | 大きさと文字の目安 |
|---|---|
| 客室・部屋の 扉の内側 |
A4(名古屋市はB5以上、広島市はA4以上)。1〜2mで見るので、部屋の名前や凡例の文字は和文9mm以上を目安に |
| 廊下・エレベーター ホール・階段の前 |
50cm角以上(名古屋市の基準)。A3では足りない市がある。4〜5m先から見るなら、見出しは和文20mm以上 |
| ロビー・ 百貨店の売り場 |
1m角以上(名古屋市の百貨店の基準)。遠くから見る見出しと、近くで読む凡例の文字の大きさを分ける |
※名古屋市「火災予防条例指導基準」第64条の2、広島市「広島市火災予防条例の解説」第52条、国土交通省「バリアフリー整備ガイドライン 旅客施設編」の文字の大きさの目安から。文字の高さは駅などの旅客施設のサインの最低限の目安で、避難経路図の基準ではありません。
避難経路図の記号(マーク)と英語の表記
確かめた条例と指導基準には、避難経路図で使う図記号の決まりはなく、凡例で意味を示します。英語を添えるなら、安全標識の国際規格ISO 7010や、案内用図記号のJIS(JIS Z 8210)の名前に合わせると、外国からの来館者にも通じやすくなります。消防庁の外国人来訪者向けのガイドラインは、情報を伝える言語を日本語と英語を基本とし、利用者に合わせて中国語・韓国語などを使うのが適当としています。民泊で外国からの観光客を泊めるときは、住宅宿泊事業法(第7条)の省令が、災害のときの通報連絡先を外国語で案内することを求めています。
| 日本語 | 英語の表記 |
|---|---|
| 現在地 | You are here |
| 避難経路 | Evacuation route/Escape route(東京消防庁の記載例はESCAPE ROUTE) |
| 非常口 | Emergency exit(東京消防庁の記載例はEMERGENCY EXIT) |
| 階段 | Stairs |
| エレベーター | Elevator |
| 消火器 | Fire extinguisher |
| 屋内消火栓 | Fire hydrant(東京消防庁の記載例はFIRE HYDRANT・WALL HYDRANT) |
| 火災報知機の 押しボタン |
Fire alarm call point |
| 避難はしご | Escape ladder(東京消防庁の記載例はESCAPE LADDER) |
| AED | AED(Automated External Defibrillator) |
| 屋外の集合場所 | Evacuation assembly point |
| 火事のときは エレベーターを使わない |
Do not use the elevator.(東京消防庁の記載例)。観光庁のガイドラインには「Do not use the elevator or escalator. Use the stairs.」の例がある |
※東京都「東京都版対訳表」(現在地・エレベーター・階段・AED)、観光庁のガイドライン(非常口・階段、エレベーターの注意の例文)、JIS Z 8210(消火器・AED)、東京消防庁の消防関係用語集の避難経路図の記載例から。押しボタンと集合場所の英語は、安全標識でよく使われる訳の例です。
エクセルのひな形で避難経路図を作る(無料ダウンロード)
そのまま使えるエクセルのひな形を用意しました。A4横(エレベーターホール・廊下に掲示する図)とA4縦(客室・部屋の扉に掲示する図)の2つの様式と、記入例、載せるものの確認表の4シートです。緑の見出しの帯、「火事のときはエレベーターを使わないでください」の注意、日本語と英語の凡例、火事の知らせ方・集合場所・作成日の欄が入っていて、平面図を貼る枠に図を入れれば形になります。
A4横・A4縦・記入例・載せるものの確認の4シート。記号は簡略化したイメージです
- 平面図を画像にするPDFの図面は画像(PNG・JPG)に書き出します。紙の図面は、真上からまっすぐ撮ります。
- 枠に貼って向きを合わせる「挿入」→「画像」で枠の中に貼り、掲示する場所に立った人の正面が上になるよう回します。
- 経路と記号を置く「挿入」→「図形」の矢印で2方向の経路を描き、凡例の記号をコピーして、現在地・消火器などの位置に置きます。
- 欄を書き込む見出しの階数(客室用は部屋番号)、火事の知らせ方、屋外の集合場所、作成日・管理者・連絡先を書きます。枠の中の案内の文字は消します。
- PDFにして印刷する「ファイル」→「エクスポート」でPDFにし、A4で印刷します。A3にするときは、印刷の設定で用紙に合わせて拡大します。
エクセルの図形で描いておくと、改装のときに矢印や記号を動かすだけで直せます。ワードやパワーポイントでも、同じ手順で作れます。ただ、アクリルやアルミ複合板の板に印刷するときは、エクセルのファイルのままでは入稿できないことがあります。CUVICでも、Word・Excel・PowerPointのデータは入稿に対応しておらず、印刷用(イラストレーター)のデータに作り直す費用が別にかかります。ひな形の記号は簡略化したイメージなので、正式な安全標識の図記号を使いたい場合や、掲示する場所が多い場合、50cm角以上の大きな図やアクリル・アルミ複合板の板にする場合は、データの作成からご相談ください。
素材と掲示のしかた
素材は、掲示する場所と、どのくらいの頻度で書き換えるかで選びます。改装や部屋の用途の変更が多い所は紙を額に入れる作り、拭き掃除をする客室の扉や人の多いエレベーターホールはアクリル、50cm角を超える大きな図はアルミ複合板が向きます。名古屋市の指導基準は、紙で作る場合は保護の措置をとるとしています。
※画像はイメージです(建物名・部屋番号はすべて架空)。
| 素材 | 向く場所と価格の例 |
|---|---|
| 紙+ ポスターフレーム |
客室・事務所、改装の多い所。紙を差し替えるだけで直せる A4 1,419円、A3 1,837円(サインシティ パネルライトエコ・屋内用・税込) |
| 紙+マグネットの ケース |
スチールの扉や壁など、磁石が付く面に。穴をあけずに掲示できる A4ソフトケース マグネット付き 990円(サインシティのスタンド看板用オプション・税込) |
| アクリル 裏面印刷 |
客室の扉の内側・エレベーターホール。表面を拭いても図がこすれない 300×200mm・3mm 9,130円、300×450mm・3mm 10,230円(CUVIC大阪・税込) |
| アルミ複合板 印刷+ラミネート |
廊下・ロビー・階段の前の大きな図。軽くて水に強い 600×450mm 7,480円〜(CUVIC大阪・税の表記なし)。穴あけ・角の丸め加工は各+800円 |
| 蓄光 | 停電で暗くなる廊下・階段。消防法で決まった誘導灯・誘導標識の代わりにはならない 図そのものを蓄光にするかは仕様によるのでご相談を。床や壁に貼る蓄光テープは、室内用避難誘導テープ 50mm×5m巻 4,840円(サインシティ・税込) |
| ステッカー | 平らな面に直接貼る CUVICの大判ステッカーは平滑な面のみ・30cm以上1枚から。価格は見積もり |
※2026年10月26日時点。サインシティの各商品ページ、CUVIC大阪「アクリル看板をデザインからオーダー製作!」「プレート看板デザイン制作からご対応!」、CUVIC「大判ステッカー・看板用シール製作」から。大きさ・数・加工で変わります。
避難経路図の費用の目安
費用は、図のデータを作る費用、板にする製作費、取り付けの費用に分かれます。ひな形を使って自分で作れば、かかるのは印刷と額の代金だけです。グループと他社が公開している金額は次のとおりです。
| 作り方 | 費用の目安 |
|---|---|
| 自分で作る ひな形 |
印刷と額・ケースの代金。A4フレーム 1,419円〜(サインシティ・税込) |
| 作成ツール 民泊向け・他社 |
1部屋1,980円〜(税込) |
| データ作成の代行 他社の例 |
1枚3,000円、2枚4,000円、5枚10,000円(税抜)。英語の表記は+1,000円 |
| 平面図から 描き起こす |
フロア図(地図)の作製 15,000円(目安・サインシティ・税抜) |
| 板の製作 | アクリル300×200mm 9,130円〜(CUVIC大阪・税込)、アルミ複合板600×450mm 7,480円〜(CUVIC大阪・税の表記なし) |
| 取り付け | 施工費33,000円〜(キュービック東京のピクトサインの例・税込。現地調査などは別) |
※2026年10月26日時点。サインシティ「デザインから依頼をされたい方」(「データ作成料金の目安」として掲載)と各商品ページ、CUVIC大阪・キュービック東京の各ページから。他社の例は、民泊向けの作成ツールがEvacMaker、データ作成の代行がココナラの出品(N.Design)、平面図と場所ごとの図の料金の例が有限会社Artsの価格です。
客室の多いホテルは、もとになる平面図を1枚描いてから、部屋ごとに現在地と向きを変えた図を作るので、2枚目からは1枚あたりの手間が小さくなります。他社にも、もとの平面図(1点12,000円〜・税別)と場所ごとの図の料金を分けている例や、同じ階で現在位置だけが違う図を1枚1,000円で足す例があります。掲示する場所と枚数を先に数えておくと、見積もりが早く出せます。
CUVIC大阪に避難経路図を頼む流れと、用意する資料
- 図面と掲示する場所を送る平面図、消防計画の避難経路、消防設備の位置、掲示する場所と枚数(客室なら部屋番号の一覧)、入れる言語を送ります。
- もとの図と案を確かめる描き起こしたもとの平面図と、掲示する場所ごとの図の案をお出しします。消防署で確かめる場合は、この案を持って相談できます。
- デザインと校正色・記号・文字の大きさを決め、掲示する場所から読めるかを確かめます(原寸での確認はご相談ください)。
- 製作と取り付け紙・アクリル・アルミ複合板など、選んだ素材で製作し、取り付けるか、お送りします。

相談のときに次の資料があると、図の下書きと見積もりが早く出せます。全部がそろっていなくても、平面図と掲示したい場所が分かれば始められます。
- 平面図(竣工図・テナントの図面・消防用設備の図面のPDFや写真)
- 消防計画の避難経路と、避難器具・消火器・屋内消火栓・押しボタンの位置
- 掲示する場所と枚数(客室なら部屋番号の一覧)
- 今の避難経路図があれば、その写真
- 入れる言語(日本語と英語か、中国語・韓国語も入れるか)
- 素材と大きさの希望(紙で自分で掲示する、アクリル、アルミ複合板など)
- 消防署から指導を受けていれば、その内容
避難経路図についてよくある質問
避難経路図は手書きでもいいですか?
確かめた条例と指導基準には、手書きかどうかの決まりはありません。記載事項がそろい、現在地と経路がひと目で分かれば、手書きでも作れます。ただ、掲示する場所ごとに向きを変えた図を何枚も作るので、もとの図をデータで作っておくと写し間違いがなく、改装のときも直しやすくなります。紙で掲示するなら、額やケースに入れて汚れと破れを防ぎます。
改装やレイアウトの変更をしたら、避難経路図は作り直しますか?
部屋・扉・階段・避難器具・消火器の位置が変わったら、図も直します。避難の経路を変えたときは消防計画も見直すことになり、防火管理者を置く建物では、消防計画を変えたら所轄の消防署に届け出ます(消防法施行令第3条の2第1項、同施行規則第3条第1項)。図の下に作った年月を入れておくと、古い図が残っていないかを確かめやすくなります。
民泊の避難経路図は、英語でも書かないといけませんか?
住宅宿泊事業法の省令(国土交通省関係住宅宿泊事業法施行規則 第2条第3号)が外国からの観光客を泊めるときに求めているのは、災害のときの通報連絡先を外国語で案内することです。避難経路図そのものを外国語で書く決まりは、確かめた国の法令にはありません。ただ、広島市の解説は英字などの付記が望ましいとし、東京消防庁も外国語の併記を指導しているので、外国からの宿泊者を受け入れるなら、見出し・凡例・注意は英語でも書いておきます。
避難経路図を、消防署に届け出たり見てもらったりする必要はありますか?
民泊は、届出の前に消防署から「消防法令適合通知書」を入手する手続きがあり(観光庁の民泊制度ポータル)、大阪市消防局の申請の手引きにも、避難経路図の掲出の項目があります。旅館・ホテルなど条例で掲示が決まっている建物は、消防署の検査で掲示を見られることがあるので、作る前に下書きを持って相談すると、記載事項や色の指導に合わせられます。
避難経路図と、ハザードマップや地域の避難マップは違いますか?
違います。この記事の避難経路図は、建物の中で、いる場所から屋外へ逃げる経路を示す図です。ハザードマップや地域の避難マップは、建物を出たあとに避難場所・避難所へ向かう道を示す地図で、市町村などが作っています。施設の避難経路図に屋外の集合場所を書き添えると、建物を出たあとの行き先も伝わります。ネットの地図を写して使うときは、その地図の利用条件を確かめます。
誘導灯や非常口の標識がある建物にも、避難経路図は要りますか?
役割が違うので、条例の対象の建物では、多くの場合両方が要ります。誘導灯・誘導標識は、消防法施行令第26条で建物の用途や階ごとに設置が決まっていて、その場で非常口や避難の向きを示すものです。避難経路図は、いまいる場所から出口までの道筋を前もって知ってもらうための図で、掲示は市町村の条例で決まっています。
避難経路図は、平面図からのデータ作成から製作・取り付けまでご相談ください
CUVIC大阪は、避難経路図などの館内の案内サインも、デザインの制作から製作・取り付けまでお受けしています。平面図と消防設備の位置、掲示したい場所と枚数を送っていただければ、もとになるフロア図の描き起こしから、掲示する場所ごとの図の作成までご相談いただけます。紙で掲示するためのデータだけのご相談も、アクリル・アルミ複合板の板にして取り付けるところまでのご依頼も、お見積もりは無料です。お問い合わせフォームでは、ご相談内容に「屋内サイン」を選んでください。取り付けは全国対応です。
0120-944-599受付時間:平日 9:00〜17:00(土日祝休み)
- 東京都例規集「火災予防条例施行規則」(昭和37年東京都規則第100号)第11条の2の6
- 東京消防庁「新たに民泊を行おうと考えている皆様へ」
- 東京消防庁「消防関係用語集」(避難経路図の書き方、PDF)
- 大阪市消防局「住宅宿泊事業に係る消防法令適合通知書交付申請の手引き」(PDF)
- 横浜市「住宅宿泊事業の提供を考えている方へ」
- 名古屋市「避難経路図の掲示等が必要です!」
- 名古屋市「火災予防条例指導基準」(PDF)
- 札幌市「第59条の2(避難経路図の掲示等)」(PDF)
- 広島市「広島市火災予防条例の解説」第52条(避難施設の管理)(PDF)
- e-Gov法令検索「住宅宿泊事業法」(第6条・第7条)
- e-Gov法令検索「国土交通省関係住宅宿泊事業法施行規則」(第1条・第2条)
- 国土交通省住宅局建築指導課「民泊の安全措置の手引き(令和6年4月1日最終改訂)」(京都市サイト掲載、PDF)
- 消防庁「「民泊サービス」を提供する場合の注意喚起リーフレット(日本語版)2022.3版」(PDF)
- 消防庁予防課 事務連絡「『外国人来訪者や障害者等が利用する施設における災害情報の伝達及び避難誘導に関するガイドライン』のリーフレットの配布について」(平成30年10月26日、PDF)
- 観光庁 民泊制度ポータルサイト「住宅宿泊事業者の届出に必要な情報、手続きについて」
- e-Gov法令検索「消防法施行令」(第3条の2・第26条)
- e-Gov法令検索「消防法施行規則」(第3条)
- 国土交通省 大臣官房官庁営繕部「建築設計基準の資料(令和7年改定)」2.9 案内・表示等(PDF)
- 国土交通省「公共交通機関の旅客施設に関する移動等円滑化整備ガイドライン(バリアフリー整備ガイドライン 旅客施設編)」令和7年9月、2. 誘導案内設備に関するガイドライン(PDF)
- 東京都「国内外旅行者のためのわかりやすい案内サイン標準化指針 東京都版対訳表」(PDF)
- 観光庁「観光立国実現に向けた多言語対応の改善・強化のためのガイドライン」(平成26年3月、PDF)
- 国土交通省「JIS Z8210 案内用図記号」(PDF)
- ISO 7010:2019 – Graphical symbols — Safety colours and safety signs — Registered safety signs
- サインシティ「デザインから依頼をされたい方」
- サインシティ「【ポスターフレーム】パネルライトエコ ALA4-S A4 シルバー 屋内用」
- サインシティ「【ポスターフレーム】パネルライトエコ ALA3-S A3 シルバー 屋内用」
- サインシティ「【スタンド看板用オプション】SP-スチール用 A4ソフトケース マグネット付き」
- サインシティ「蓄光誘導テープ 室内用避難誘導テープ」
- CUVIC大阪「アクリル看板をデザインからオーダー製作!」
- CUVIC大阪「プレート看板デザイン制作からご対応!」
- CUVIC大阪「良くあるご質問」
- CUVIC「よくある質問」(Word・Excel・PowerPointでの入稿)
- CUVIC「大判ステッカー・看板用シール製作ならお任せください!」
- キュービック東京「オフィスサインのデザイン・製作・施工|受付ロゴ・ガラスの目隠し・ダイノック・ピクト|東京・全国」
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