屋外看板の種類と選び方|素材ごとの耐久性と値段、許可・建築基準法・点検義務、台風への備え

屋外看板

屋外看板は、雨・紫外線・風にさらされる場所に付ける看板で、付け方で6つに分かれます。壁に板を付ける(プレート看板・壁面看板)、文字だけを付ける(ステンレス切文字・カルプ文字)、壁から突き出す(突き出し看板)、地面に柱を立てる(自立看板)、屋上に立てる(屋上看板)、置く・下げる・貼る(スタンド看板・幕・窓)の6つです。どれを選ぶかは「どこから見せるか」で決まります。通りを歩く人に見せるなら突き出し看板、車から見せるなら自立看板、入口の前で足を止めてもらうならスタンド看板が向きます。

屋外で何年持つかは、板そのものより表面の仕上げで決まることが多く、3Mの屋外用シートで約5〜8年、ステンレスの切り文字なら10年以上が目安です(メーカー・販売元の目安)。値段は、アルミ複合板のプレート看板600×450が7,480円から、ステンレス切文字が取り付けまで107,800円からが一つの例です。大阪市では、自分の店や事業所の看板は1つ7㎡以下なら許可は要りません。ただし看板そのものの高さが4mを超える広告塔・広告板は工作物の確認申請が要り、許可を受けた看板は更新のたびに点検の報告が要ります。

やりたいこと 向く屋外看板と値段の目安
建物の壁に
社名・店名を出す
プレート看板(アルミ複合板)7,480円〜、壁面看板(アルミ枠)取り付けまで36,300円〜
長く使う・
高級感を出す
ステンレス切文字(取り付けまで107,800円〜)、カルプ文字(69,300円〜)
歩く人に
通りから見せる
突き出し看板(光らない帆布 本体13,200円〜、光るφ900 取り付けまで181,500円〜)
車や遠くから
見せる
自立看板・野立て看板(両面 W2700×H2800 取り付けまで451,000円〜)、屋上看板(見積もり)
夜も見せる 中から光る内照式(LED)の看板、コンセント式の電飾スタンド(49,500円〜)、外から照らす看板照明
置くだけで
すぐ使いたい
屋外用のスタンド看板(A型 7,920円〜)、のぼり(990円〜)。工事も申請も要らない
工事中・
イベント中
ターポリン幕(7,040円〜)、のぼり、フェンスに留めるプレート看板

※2026年10月時点。サインシティの本体の表示価格(税込、送料別)と、CUVIC大阪のプレート看板・CUVIC「看板工事の料金の目安」の例(税の表記なし。「取り付けまで」は製作費+施工費で、デザイン費・諸経費・作業車・電気工事は含まない)。

屋外看板とは:屋内の看板と何が違うのか

法律では、屋外看板は「屋外広告物」の一つです。屋外広告物法 第2条は、屋外広告物を「常時又は一定の期間継続して屋外で公衆に表示されるもの」とし、看板・立看板・はり紙・はり札・広告塔・広告板や、建物などに掲出・表示されたものを挙げています。店名を出すだけの看板も、屋外に出せば屋外広告物にあたり、都道府県や市の条例の許可や基準の対象になります。

同じデザインの看板でも、屋外に出すと、材料・印刷・電気・固定・手続き・管理の6つが変わります。屋内用の看板をそのまま外に出すと、数か月で反ったり色があせたりします。

変わるところ 屋外の看板では
板・本体 屋外では、水を吸う紙やスチレンボードは反ったりはがれたりする。アルミ複合板・ステンレス・アクリルなど、雨と日光に強い材料を使う
表面の印刷 屋外用のインクで大判に出力し、UVカットのラミネートを重ねる。文字は屋外用のカッティングシート。家庭用プリンターの印刷は、屋外や日光の当たる場所を避けるようメーカーが案内している
光る看板 雨がかかる場所は防雨型(IPX3以上)の器具。建物の配線につなぐ工事は電気工事士が行い、金属の箱の看板の回路には原則として漏電遮断器を付ける
固定 風の力を受けるので、ビス・アンカー・金具で建物や基礎に固定する。屋外で両面テープだけに頼ると落ちるおそれがある
手続き 屋外に出す看板は、大きさや場所で許可・届出・確認申請が要る。窓ガラスの内側に貼るものは、大阪市では屋外広告物の許可の対象外
管理 許可を受けた看板は、更新のときに点検の報告が要る(大阪市・大阪府・東京都など)。設置や保存に欠陥があって人にけがをさせれば、管理する人(占有者)や持ち主に賠償の責任がかかる
作業台の上に、アルミ複合板・ステンレス・アクリル・カルプ・木・ターポリンの看板の素材の小さなサンプルが並べられている様子
屋外の看板に使う主な素材。持ちの年数と値段がそれぞれ違う(画像はイメージ)

屋外看板の種類:取り付け方で6つに分かれる

取り付け方で分ける屋外看板の6つ1壁に付けるみなと工業プレート看板・壁面看板7,480円〜(プレート600×450)2文字だけを付けるHOTELHOTELステンレス切文字・カルプ文字69,300円〜(取り付けまで)3壁から突き出すHAIR下端の高さに決まり突き出し看板(袖看板)13,200円〜(帆布・本体)4地面に立てるCAFEP 駐車場あり基礎自立看板・ポール看板・野立て451,000円〜(野立て)5屋上に立てるみなとビル屋上看板・広告塔見積もり(構造計算・申請も)6置く・下げる・貼る食堂OPEN営業中ランチスタンド・のぼり・幕・窓990円〜(のぼり)
屋外看板は、付ける場所と付け方で6つに分かれる。値段は2026年10月時点のグループの例(くわしくは本文の表)。店名はすべて架空

屋外看板の名前は会社によってばらばらですが、取り付け方で分けると6つにまとまります。取り付け方が決まると、使える素材、取り付けの工事、要る手続きもおおよそ決まります。

取り付け方 向く場所と特徴
壁に付ける
プレート・壁面・ファサード
建物の壁に板の看板を付ける。いちばん種類が多く、値段の幅も広い。アルミ複合板のプレート看板なら600×450で7,480円〜、正面いっぱいのファサード看板(照明3灯)は取り付けまで154,000円〜
文字だけを付ける
切り文字・チャンネル文字
板を使わず文字だけを立体で付ける。ステンレスは長持ちで高級感、カルプは軽くて安い。光らせるならLEDチャンネル文字
壁から突き出す
突き出し看板・袖看板
通りを歩く人の正面に向く。2階より上の店の主役。道路の上に出すなら道路占用の許可
地面に立てる
自立・ポール・野立て
敷地に柱を立て、車や遠くから見せる。基礎の工事が入り、高さ4mを超えると工作物の確認申請
屋上に立てる
屋上看板・広告塔
ビルの屋上で遠くの人や電車から見せる。構造の計算・確認申請・防火の決まりが関わる大きな工事
置く・下げる・貼る
スタンド・のぼり・幕・窓
工事のいらない看板。スタンド看板やのぼりは買えばその日から使える。幕・のれん・ウィンドウサインは店の大きさに合わせて作る

※価格は2026年10月時点。プレート看板はCUVIC大阪(税の表記なし)、ファサード看板はCUVIC「看板工事の料金の目安」の例(製作費+施工費、税の表記なし)。

壁に付ける:プレート看板・壁面看板・ファサード看板

いちばん多く使われるのが、アルミ複合板に出力シートを貼ったプレート看板です。軽くて雨にも強く、店名や診療時間が変わっても、板はそのままで表面のシートだけを貼り替えられます。CUVIC大阪のプレート看板は600×450で7,480円から、2440×1220の大きなものまであります(税の表記なし)。壁にビスで留めるほか、フェンスや柵に結束バンドや針金で留めることもできます。プレート看板の別名や取り付け方は平看板の記事で取り上げました。

看板の周りにアルミの枠を付けたものを壁面看板、建物の正面の上部いっぱいに付けるものをファサード看板と呼びます。壁の幅に合わせて作り、照明を付けることも多い看板です。費用と取り付けの注意は壁面看板の費用相場の記事にまとめています。

会社やビルの入口に付ける小さな銘板なら、ステンレスの板の表面に薬剤で凹凸を付け、インクを焼き付けるエッチング銘板もあります。CUVIC大阪のページでは、数十年単位で屋外に設置できる銘板として紹介しています。

文字だけを付ける:ステンレス切文字・カルプ文字・チャンネル文字

板を使わず、文字の形に切り抜いた材料を壁に付けるのが切り文字です。ステンレスの切文字はさびに強く、社名やビル名を10年以上掲げる看板に向きます。壁から10〜40mmほど浮かせて付けると文字の影が壁に落ち、昼でも文字が立って見えます。

カルプ文字は、発泡系の軽い板に色のシートを貼った切り文字です。厚みを出しても軽く、ステンレスより安く作れますが、屋外での持ちは3〜5年ほど(メーカー公称)なので、長く使う看板はステンレスと比べて決めます。製作だけを頼む場合、グループの目安ではステンレス切文字が1文字3,630円から(高さ80mm以下)、カルプ文字が1文字2,860円から(高さ200mmの英数字)です(キュービック東京、税込)。夜に文字そのものを光らせたいなら、中にLEDを入れたチャンネル文字です(LEDチャンネル文字の値段と仕組み)。

壁から突き出す:突き出し看板(袖看板)

壁に平らに付けた看板は、店の正面に来ないと読めません。通りを歩いてくる人の正面に向くのが突き出し看板で、2階より上の店や間口の狭い店の主役になります。両面に店名を入れれば、どちらから来る人にも見えます。道路の上に出すなら道路占用の許可が要ります。大阪市の基準(重点届出区域以外)では、出幅は歩道の幅が4m未満なら1.0m以内(4m以上なら1.5m以内)、下端は歩道上で2.5m以上です。帆布のフラッグ型の突き出し看板なら本体13,200円から、光るφ900の丸型は取り付けまで181,500円からが例です。くわしくは袖看板の費用相場の記事で取り上げています。

地面に立てる:自立看板・ポール看板・野立て看板

車で来るお客さんが多い店や、駐車場・工場・事務所の入口には、敷地に柱を立てる自立看板を使います。柱を支える基礎の工事が入り、風の力をまともに受けるので、柱と基礎の大きさは看板の面積と高さから決めます。看板の表面や枠をアルミのアルマイト仕上げにすると、鉄のようにさびて塗り直す心配がありません。高さが4mを超えると工作物の確認申請も要ります。田畑や空き地に立てて道路から見せる大きな看板は野立て看板と呼ばれ、両面のW2700×H2800で取り付けまで451,000円からが例です(野立て看板の費用相場)。

屋上に立てる:屋上看板・広告塔

ビルの屋上に立てる看板は、遠くの人や電車の窓から見せるものです。看板の高さが4mを超えれば確認申請が要り、防火地域では高さに関係なく主な部分を不燃材料で造ります。風と地震の力を受ける骨組みの計算や、クレーンを使う工事も関わる、屋外看板でいちばん大きな工事です。規制と費用は屋上看板の費用と規制の記事で取り上げました。

置く・下げる・貼る:スタンド看板・のぼり・幕・ウィンドウサイン

工事の要らない屋外看板です。屋外用のスタンド看板やのぼりは、既製品を買えば届いた日から使えます。屋外に置くなら、雨に強い面板と、水や砂を入れて重くできる台の型を選び、店や建物の敷地の中に置きます。入口や軒先に下げる店頭幕・のれんは、店の幅に合わせて作ります。2階より上の店は、窓の内側に店名や「2F」を貼ると、窓がそのまま看板になります(窓の内側に貼るものは、大阪市では屋外広告物の許可の対象外です)。のぼりはのぼりのサイズとポールの選び方、幕は日除け幕・布の看板の選び方で取り上げています。

屋外看板の使い方の例:社名・店舗・クリニック・工場・駐車場・ロードサイド

同じ屋外看板でも、何を誰に見せるかで、合う種類と素材が変わります。よくある6つの場面で、組み合わせの例をイメージにしました。

オフィスビルの1階の石張りの外壁に、ヘアライン仕上げのステンレスの切り文字で架空の社名「MINATO」が壁から少し浮かせて取り付けられ、文字の影が壁に落ちている様子

1. 会社の社名

ステンレス切文字(壁から浮かせて取り付け)

社名を長く掲げるなら、さびに強いステンレスの切り文字です。壁から少し浮かせて付けると、壁に影が落ちて昼でも文字が立って見えます。夜は下からライトで照らします。

昼の商店街の路面店。正面の壁に架空の店名の横長の看板、2階の壁から縦長の突き出し看板が出て、入口の前の敷地にA型のスタンド看板が置かれている様子

2. 路面の店

壁面看板+突き出し看板+スタンド看板

正面の壁面看板で店名、壁から突き出す看板で通りを歩く人に、入口の前のスタンド看板で今日のメニューを見せます。高い所の看板は取り付けまで頼み、置く看板は既製品で足ります。

住宅街のクリニックの入口の横の白い外壁に、架空の医院名と診療時間を入れた白地のプレート看板が4か所のビスで取り付けられ、その上に紺色の切り文字の医院名がある様子

3. クリニック・事務所

プレート看板(アルミ複合板)+切り文字

入口の横に、医院名と診療時間を入れたアルミ複合板のプレート看板を付けます。軽くて雨にも強く、診療時間が変わったら表面のシートだけを貼り替えられます。

郊外の工場の外壁の高い位置に、架空の社名と業種を入れた横に長い大きな看板が取り付けられ、手前に高所作業車が止まっている様子

4. 工場・倉庫

大きな壁面看板(アルミ枠+出力シート)

遠くの道路から見える高い壁には、アルミの枠に出力シートを貼った大きな看板が向きます。高所作業車や足場を使う工事なので、同じ日に照明や他の看板もまとめて付けると費用を抑えられます。

住宅街の月極駐車場の金網フェンスに、架空の会社名と「月極駐車場 空きあり」「お問い合わせ」の文字を入れた白地のプレート看板が取り付けられている様子

5. 駐車場・不動産

フェンスに付けるプレート看板

月極駐車場の案内や売地の看板は、フェンスに結束バンドや針金で留めるプレート看板が定番です。同じデザインで枚数をまとめると1枚あたりが安くなります。

郊外の幹線道路沿いの店の敷地の入口に、背の高いポール看板が立ち、架空の店名と「P 駐車場」の表示が出ている様子

6. ロードサイドの店

自立看板(ポール看板)

車で来るお客さんには、敷地の入口に背の高い自立看板を立てます。高さ4mを超えると工作物の確認申請が要り、基礎の工事も入るので、取り付けまで頼む看板です。

※画像はイメージです(社名・店名はすべて架空)。

素材の選び方:雨と紫外線にどれだけ持つか

屋外での持ちの目安(素材・仕上げ別)メーカー・販売元が示す目安。日当たり・向き・地域で変わる0年2年4年6年8年10年のぼり(ポンジ)約3か月木の看板(保護塗料)塗り直し2〜3年ターポリンの幕約3年カルプ文字(表面シート)3〜5年3M スコッチカル J約5年3M 出力フィルム(IJ180Cv3+ラミ)約6年3M スコッチカル XL約8年ステンレス切文字(SUS304)10年以上
メーカー・販売元の目安(保証の年数ではない)。3Mは日本国内の標準的な環境で屋外の垂直面に貼った場合。のぼり・ターポリンはサインシティ、木はキシラデコールの塗り直しの目安(1回目)、カルプ文字はキュービック東京が示すメーカー公称、ステンレス切文字はキュービック東京の目安

屋外での持ちは、看板の板よりも表面の仕上げで決まることが多くあります。アルミ複合板やステンレスの板そのものは何年も持ちますが、上に貼ったシートや印刷が先に色あせるからです。3Mの屋外用のシートは、カッティング用のスコッチカル J が約5年、XL が約8年、推奨のラミネートを重ねた出力用のフィルム IJ180Cv3 が約6年が目安です。どれも日本国内の標準的な環境で屋外の垂直面に貼った場合の、試験にもとづく予想の年数で、保証の年数ではありません。同じシートでも、日当たり・向き・地域で持ちは変わります。

素材 屋外での特徴と向く看板
アルミ複合板 薄いアルミ2枚で樹脂の芯をはさんだ板。軽く、さびず、プレート看板・壁面看板の面板の定番。表面に出力シートを貼って仕上げ、色があせたらシートだけ貼り替えられる。温度で伸び縮みするので、大きな看板は目地をとる
ステンレス さびにくい金属。切り文字・銘板・ポールに。屋外ではSUS304が多く、SUS430は耐食性で劣る。ほかの鉄のさびが付く「もらいさび」は、早めにクリーナーで落とせばほぼ元に戻る
アルミ・鉄
枠・柱
看板の枠はアルミ、柱や骨組みは鉄が多い。鉄は塗装やめっきが切れた所からさびるので、根元・接合部・ボルトを見る
アクリル 透明で光を通す。紫外線による劣化はほとんどないが、色のついた板は条件によって色あせる。内照式の面板・アクリル看板に。アルコールで拭くとひびが入ることがある
カルプ
発泡系の板
軽く厚みのある切り文字に。表面にシートを貼って仕上げる。屋外での持ちは3〜5年(メーカー公称)。不燃材料ではないので、防火地域で不燃が求められる看板には使えない場合がある(行政庁に確かめる)
木 温かい雰囲気が出る。屋外では保護塗料の塗り直しが要る(1回目2〜3年後、以降5年ごとが目安)
ターポリン・布 幕・のぼり・店頭幕に。ターポリンは塩化ビニルで覆った生地で屋外に向き、耐候は3年が目安。のぼりのポンジは耐久性が約3か月が目安

※アルミ複合板は三菱ケミカルインフラテック「アルポリック総合カタログ」、ステンレスはISSF(国際ステンレス鋼フォーラム)の教材・ステンレス協会、アクリルはアクリサンデー・国民生活センター、木はキシラデコール(大阪ガスケミカル)、のぼりはサインシティ、カルプはキュービック東京のページの記載から。

板やシートを自分で買って看板を作るなら、材料ごとの値段と買い方を看板資材の種類と選び方の記事にまとめています。

表面の仕上げを選ぶ:出力シート・カッティングシート・塗装

写真やグラデーションのある看板は、出力シートにUVカットのラミネートを重ねて仕上げます。単色の文字やロゴは、色のついたシートを文字の形に切って貼るカッティングシートが長持ちします。金属の切り文字は、焼付塗装やヘアライン(細い筋目)の仕上げです。グループのCUVIC(キュービックシティ)は、3Mが指定するメディア・ラミネート・プリンター・インクの組み合わせで作ったグラフィックス(フィルムとラミネートの部分)に、最長6年の品質保証を付けられる「3M MCS保証プログラム」の認定店です。サインシティでは、3Mのスコッチカル J・XLを1mから販売しています。シートの選び方はカッティングシートの選び方の記事で取り上げました。

光る看板は「防雨型」とIPの表示を見る

雨がかかる場所に付ける照明やLEDの看板は、器具の防水の等級を確かめます。IPコードの2つ目の数字が3なら「防雨型」で、鉛直から60度以内の雨に耐える器具です。4は「防まつ型」でどの方向からの水しぶきにも、5は「防噴流型」で水の噴流にも耐えます。軒の下でも、横なぐりの雨や水しぶきが当たる場所なら、4以上の器具が向きます。

看板の中から光らせるなら内照式(電飾看板)、看板の外からライトで照らすなら看板照明です。違いと電気代・寿命は電飾看板とは、照明の選び方は看板照明の選び方の記事で取り上げています。建物の配線につなぐ工事は電気工事士の工事なので、光る看板は取り付けまで頼みます。

大きさと文字の高さ:見る距離から決める

屋外看板の大きさは、どこから読ませるかで決めます。国土交通省のガイドラインの目安では、10m先から読ませるなら和文の文字の高さは40mm以上、30m先なら120mm以上です。店の看板は、これを最低限として、遠くから見せる看板ほど大きくします。

見る距離 文字の高さの目安
4〜5m 20mm以上(入口の前のスタンド看板・診療時間の板など)
10m 40mm以上(店の前の通りの向かい側から)
20m 80mm以上
30m 120mm以上(通りの少し先から)
50m 200mmほど(車から見せる看板。同じ比率で延ばした値)

※国土交通省「公共交通機関の旅客施設に関する移動等円滑化整備ガイドライン(旅客施設編)」(令和7年9月)の和文の文字の高さの目安(30mまで)。駅などの案内サインの最低限の目安で、店の看板の決まりではありません。50mはこちらで同じ比率で延ばした値です。

車から見せる看板は、読める時間がさらに短くなります。時速40kmの車は1秒に約11m進むので、50m手前で看板に気づいても、店の前まで約4.5秒です(こちらの計算)。その間に読めるのは、店名・何の店か・駐車場があるか、の3つほどです。文字を詰め込まず、遠くから読む看板ほど言葉を絞ります。レイアウトと配色は看板デザインの作り方の記事で取り上げています。

屋外看板の値段:種類ごとの目安と、取り付けにかかる費用

屋外看板の値段は、看板そのものの製作費と、取り付けの施工費の2つでできています。公開されているグループの価格で、種類ごとのいちばん安い例を並べると次のとおりです。

種類 値段の例
プレート看板
600×450
7,480円〜(アルミ複合板+出力シート+UVカットラミネート)
A型スタンド看板
両面 W450×H600
7,920円(置くだけ)
突き出し看板
帆布のフラッグ型
13,200円〜(本体。取り付けは別)
壁面看板
アルミ枠 W390×H720
36,300円〜(製作19,800円+施工16,500円)
カルプ文字
総幅約1,500mm
69,300円〜(製作41,800円+施工27,500円)
ステンレス切文字
4mm・焼付塗装
107,800円〜(製作85,800円+施工22,000円)
ウィンドウサイン
2か所
115,500円〜(製作60,500円+施工55,000円)
ファサード看板
照明3灯
154,000円〜(製作99,000円+施工55,000円)
光る突き出し看板
φ900
181,500円〜(製作115,500円+施工66,000円)
野立て看板
両面 W2700×H2800
451,000円〜(製作396,000円+施工55,000円)

※2026年10月時点。プレート看板はCUVIC大阪(税の表記なし)、A型スタンド看板・突き出し看板はサインシティの本体の表示価格(税込、2026年10月24日に確認)、ほかはCUVIC「看板工事の料金の目安について」の例(税の表記なし。デザイン作成費・諸経費・作業車費・電気工事費などは含まない)。

高い所の看板や道路に面した看板は、取り付けの費用が別にかかります。看板の大きさより、取り付ける高さと場所で費用が変わることが多いのが屋外看板です。

費目 料金の目安
施工費 33,000円〜(取り付けの作業。場所と人数で変わる)
高所作業車 33,000〜66,000円(取り付けの高さが4m以上の場合など)
足場 22,000円〜
道路使用許可
申請の代行
33,000円〜(道路に作業車を止めて作業する場合)
撤去 33,000円〜(処分費は別)
デザイン 5,500円〜(ロゴや写真を支給した簡単なレイアウトの場合)

※CUVIC「看板工事の料金の目安について」の費目(税の表記なし、2026年10月時点)。同じページの料金の例には、施工費16,500円〜(小さな壁面看板)の例もあります。現地調査は基本は無料で、足場や作業車が要る場合は16,500円〜。

グループのCUVICの施工事例から、屋外看板の例をいくつか挙げます。金額は製作の目安で、取り付けの費用は別です。

事例 中身と制作料金の目安
大阪府・企業
ステンレスの自立看板
花壇に、移設の可能性があるオリジナルのステンレスの自立看板。アンカーでブロックに固定して、のちに動かせるようにした。〜20万円(事例を見る)
大阪府・教会
ステンレスの箱文字
入口の上にステンレスの箱文字、掲示板の中にアクリルの切文字。〜10万円(事例を見る)
三重県・飲食店
新しい店の看板一式
壁面看板 W450×H800(アルミ複合板+出力シート)、黒く塗装したステンレス切り文字(5mm)、φ440の突き出し看板。〜40万円(事例を見る)
神奈川県・企業
野立て看板と箱文字
両面の野立て看板 W4000×H2000(アルミ枠+アルミ複合板+出力シート)に照明4台、ステンレスの箱文字2台。50万円〜(事例を見る)

※CUVICの施工事例の「制作料金の目安」(施工費別途、税の表記なし)。くわしくは各事例のページへ。

看板の値段の内訳と、店の看板一式の予算の例は看板の値段・費用の相場、取り付けの費用は看板の設置費用の記事でくわしく取り上げました。

屋外看板の決まり:許可・申請・建築基準法・点検義務

数字で見る屋外看板の決まり(大阪市の例)歩道車道敷地敷地の境界1F2F3F美容室下端2.5m以上出幅1.0m以内みなとビルCAFE高さ4m123456
大阪市の例。番号は下の表に対応。突き出し看板の数字は重点届出区域以外の基準で、出幅は歩道の幅が4m未満の場合(4m以上は1.5m以内)。縮尺はおおよそ
決まり 内容
① 壁の看板
屋外広告物の許可
大阪市では、自分の店や事業所に出す看板は1つあたり7㎡以下なら許可は要らない(看板の数は足さない。両面の看板は表と裏を足す。離れた切り文字は、文字の間も含めて1つとして測る)。7㎡を超えると許可が要り、手数料は5㎡ごとに950円。自分の店以外の広告は大きさに関係なく許可。重点届出区域では7㎡以下でも景観の届出
② 突き出し看板
道路占用
道路の上に出すなら道路占用の許可。大阪市の基準(重点届出区域以外)は、出幅は歩道の幅4m未満なら1.0m以内(4m以上なら1.5m以内)、下端は歩道上2.5m以上(歩道のない道路では4.5m以上)。占用の申請手数料1,100円と毎年の占用料
③ 置き看板
歩道に出さない
大阪市は、歩道を含む道路に置き看板やのぼり旗を置くことは条例や道路法などに違反するとしている。敷地の中に置く
④ 自立看板
建築基準法
高さ4mを超える広告塔・広告板は、工作物の確認申請が要る(建築基準法第88条、施行令第138条)
⑤ 屋上看板
防火地域
防火地域では、屋上に設ける看板と高さ3mを超える看板は、主要な部分を不燃材料で造るか覆う(第64条)。屋上の看板も高さ4mを超えれば確認申請
⑥ 窓の内側 窓ガラスの内側に貼るものは、大阪市では屋外広告物の許可の対象外(屋内のものとして扱う)。ただし御堂筋など重点届出区域では景観の届出の対象

※大阪市「屋外広告物のしおり」(令和8年1月)・「屋外広告物申請 Q&A」・「突出看板道路占用 Q&A」・「屋外広告物の許可について」・大阪市屋外広告物条例施行規則 別表・大阪市景観計画、建築基準法から。重点届出区域(御堂筋・堺筋・四つ橋筋・なにわ筋・土佐堀通・国道2号・中之島の7地区)のうち国道2号地区を除く地区では、突き出し看板の下端などの基準がもっと厳しくなります。許可の要らない大きさは自治体で違い、たとえば東京都では自分の店の看板の表示面積の合計が5㎡(商業地域などは10㎡)を超えると許可が要ります。看板を出す市区町村の窓口で確かめてください。

いちばん多い思い違いは、置き看板です。少しの間だけ、営業中だけという出し方でも、歩道に置けば道路法や条例に触れます。道路法では、許可なく道路を使う(占用する)と、1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金の対象です。また大阪市の屋外広告物条例では、許可が要る看板を許可なく出すと30万円以下の罰金、市の除却などの命令に従わない設置者などは50万円以下の罰金の対象になります。

防火地域の不燃の決まりは、2025年8月18日に大阪市中央区のビルで起きた火災のあと、改めて注目されています。大阪市が道頓堀川沿いで調べた結果では、建築基準法第64条の対象の看板110件のうち59件が不適合で、条例の許可が要る168件のうち91件が無許可でした(2026年3月31日時点)。市は是正の指導を続け、2026年度からミナミの他の地域へ調査を広げるとしています(大阪市の発表)。看板を新しく付けるとき、作り替えるときは、場所が防火地域かどうかを先に確かめます。

屋外看板の点検は義務か

条例で点検の報告が義務になっているのは、主に許可を受けて出している看板です。大阪市・大阪府・東京都では、許可を更新するときに点検の結果を出す決まりがあります。許可の要らない小さな看板に報告の義務はありませんが、落ちたときの責任は同じようにかかります。

地域・看板 点検の決まり
大阪市 許可を受けた看板の継続(更新)の申請に、管理者が作った点検報告書と現況の写真を付ける。確認申請が要る広告塔・広告板(高さ4m超)の管理者は、屋外広告士・建築士・電気工事士・点検技能講習の修了者などの資格を持つ人
大阪府
大阪市など10市を除く
2018年10月1日から、高さ4mを超える看板は、屋外広告士などの資格を持つ人が安全点検をし、結果を更新の許可申請に付ける
横浜市 屋上の看板とアーチはすべて、上端が地上から4mを超える壁面看板(直接塗装のものを除く)・袖看板・広告塔・広告板は、継続許可の申請の前3か月以内に、屋外広告士・建築士・点検技能講習の修了者が点検する
東京都 継続などの許可を受けるときに点検の報告が要る。2026年4月1日から報告書の点検項目が18項目になり、「要改善」の判定なら申請の前に補修が要る
許可の要らない
小さな看板
点検の報告の義務はない。ただし落ちて人にけがをさせれば、民法第717条で管理する人(占有者)や持ち主の責任になる

※大阪市屋外広告物条例施行規則 第2条第3項・第9条の4、大阪府「大阪府屋外広告物条例等の改正について」・「屋外広告物の安全点検について」、横浜市「有資格者による屋外広告物の維持管理・点検について」、東京都「屋外広告物の点検報告書の様式等が変わります!」から。府の条例が適用されない10市は、大阪市・堺市・豊中市・吹田市・高槻市・枚方市・八尾市・寝屋川市・東大阪市・茨木市です。

各地で看板の落下事故が起きています。2015年2月には札幌市で飲食店ビルの突き出し看板の部品が落ち、歩いていた女性が意識不明の重体になりました。国土交通省は2016年4月に、自治体が条例を作るときのひな形である屋外広告物条例ガイドライン(案)を改め、屋外広告士など専門の知識をもつ人に点検させる規定と、許可の更新のときに点検の結果を出す規定を加えています。国土交通省の点検の指針(案)は、更新のときとは別に年1回程度の定期点検が望ましいとしています。点検の頻度や費用は看板の点検は義務?の記事で取り上げました。

看板が落ちたときの責任と、入っておく保険

看板が落ちて人にけがをさせたとき、責任を負うのはまず看板を管理している人(占有者)で、その人が必要な注意をしていたときは看板の持ち主です(民法第717条。看板の設置や保存に欠陥があった場合)。テナントの店の看板なら、まず店が責任を問われることになります。1997年に東京・渋谷の商店街でアーチ看板が倒れて人が亡くなった事故では、点検を案内されながら放置していたとされ、商店街の組合と役員・理事が1億円の賠償金を支払うことになりました(屋外広告物適正化推進委員会「看板の安全管理ガイドブック」)。

備えたいこと 保険
看板が落ちて
人や物に損害
施設賠償責任保険(施設所有・管理者賠償責任保険)。保険会社の事故例に「店舗の看板が落下、通行人にケガ」がある
看板そのものが
壊れた
事業所の火災保険で、風災などの補償を付けていれば対象になることがある。看板が保険の対象(屋外設備・装置など)に入るか、費用の補償として扱うかは保険会社と契約で違う
取り付け工事が
原因の事故
看板会社が入る工事の賠償責任保険。頼む看板会社が入っているかを確かめる

※日新火災「施設賠償責任保険とは?」、損保ジャパン「企業総合補償保険」、三井住友海上「ビジネスキーパー」(看板修復費用保険金:建物や設備・什器の損害保険金が出る事故のとき、被保険者が持つ敷地内か敷地から5m以内の屋外の移動式看板、1事故につき免責3万円・10万円まで)、日本屋外広告業団体連合会「日広連と屋外広告業2023」から。補償の範囲は、加入している保険の約款で確かめてください。

屋外看板が傷みやすいところと、長持ちさせる手入れ

屋外看板が傷みやすいところ(横から見た図)壁紫外線雨風表面のシート+ラミネート面板(アクリルなど)箱型の看板(中にLED)整骨院突き出し看板OPEN1234567
雨・紫外線・風で傷みやすいところ。番号は下の表に対応(図はイメージ)
傷むところ 起きることと手当て
① 表面
シート・ラミネート
色あせ・ひび・白くなる。シートの貼り替えで直る。耐候年数の長いシートとUVカットのラミネートを選ぶと長持ちする
② シートの端 めくれると雨と汚れが入り、そこから広がる。板の端までシートを巻き込む加工で防げる
③ 継ぎ目・ビス穴 コーキング(すき間を埋める材料)が切れると雨水が入り、中の鉄骨や電気を傷める。コーキングの打ち直し
④ 金具・ボルト さびとゆるみ。突き出し看板の取付金具や、自立看板の柱の根元に出やすい。壁に茶色い汚れが垂れていたら、さびのしるし
⑤ 壁との取り合い アンカーのゆるみ、壁の材料(ALC・タイル)の傷み。看板の重さと風の力は、最後は壁が受ける
⑥ 電気 照明が点かない・ちらつく、配線の被覆の傷み。水が入ると漏電につながる。点かない照明はそのままにしない
⑦ 置く看板
置き看板・のぼり
強風で倒れる・飛ぶ。電源コードの傷。台風など強風が予想されるときは、屋内にしまうか固定する

※屋外広告物適正化推進委員会「看板の安全管理ガイドブック」(2024年6月 第4版)の点検の例などから。

同じ形の2枚のプレート看板を並べ、左は日焼けで色があせてシートの端がめくれ、右は表面のシートを貼り替えて色が鮮やかに戻っている様子
色あせた表面(左)は、シートを貼り替えれば元に戻る(右)。画像はイメージ

色あせやシートのめくれは、看板の本体を残して表面を貼り替えれば直ります(看板の張り替え費用)。さびやゆるみ、照明の不具合は、放っておくと落下や漏電につながるので、早めに修理を頼みます(看板修理の費用相場)。

点検の目安:ふだんの見回り・更新のとき・台風や地震のあと

「看板の安全管理ガイドブック」は、ふだんは営業日などに看板の傾き・さび・ひび・照明の不点灯を見回り、許可の更新のときを基本に専門の業者の定期点検を受け、震度5強以上の地震や大型の台風のあとは臨時の点検を頼むよう勧めています。下から見て、柱の根元のさび、看板の傾き、壁に垂れた茶色い汚れ、アクリルのひびのどれかに気づいたら、専門の業者に見てもらう時期です。

高所作業車のバケットに乗った作業者が、ビルの壁の突き出し看板の取付金具とボルトを点検している様子
高い所の看板は、取付金具・ボルト・コーキングを専門の業者が点検する(画像はイメージ)

台風・強風の前にすること

看板が受ける風の力は、風速の2乗で大きくなります。1㎡の看板が受ける力は、風速10m/sで約6kg分ですが、20m/sでは約24kg分、30m/sでは約55kg分になります。

平均風速 1㎡の看板が受ける力の目安
10m/s 1㎡あたり約60N(約6kg分)。気象庁の表では10〜15m/sで「傘がさせない」
15m/s 約135N(約14kg分)。気象庁の表では15〜20m/sで「看板やトタン板が外れ始める」
20m/s 約240N(約24kg分)。20〜25m/sで「看板が落下・飛散する」
30m/s 約540N(約55kg分)。台風の暴風。瞬間風速は平均風速の1.5倍ほどになることが多く、3倍以上になることもある

※風の力は「0.6×風速²×面積」(空気の密度を約1.2kg/㎥とし、看板の形による係数を1とした目安。こちらの計算)。実際は形や設置の状況で大きくなることがある。風の様子は気象庁「風の強さと吹き方」から。

台風など強い風が予想されるときは、スタンド看板やのぼりは屋内にしまうか、飛ばされないように固定します。建物や柱に付けた看板は当日に外せないので、ぐらつき・さび・ゆるみに気づいていたら、台風の季節の前に看板会社に見てもらいます。

台風が近づく夕方、店の人が入口の前のA型スタンド看板とのぼりを店の中にしまっている様子
強い風が予想されるときは、置く看板とのぼりはしまう(画像はイメージ)

屋外看板の耐用年数と経費

税の上の耐用年数は、看板の付け方で変わります。物としての寿命(何年持つか)とは別の話です。

看板 耐用年数・経費の扱い
壁・店先の看板 器具及び備品「看板、ネオンサイン、気球」3年
野立て看板・
広告塔
構築物「広告用のもの」で金属造20年・その他10年(屋上に特別に設けたものを含む)
10万円未満 使い始めた年に全額を経費にできる(法人は損金経理)
40万円未満
中小企業者など
青色申告の中小企業者・個人事業主は、2026年4月1日〜2029年3月31日に取得したものを年300万円まで一度に経費にできる特例(従業員数などの要件あり)

※国税庁「主な減価償却資産の耐用年数表」、減価償却資産の耐用年数等に関する省令 別表第一・耐用年数の通達2-3-5、法人税法施行令第133条・所得税法施行令第138条、国税庁 タックスアンサーNo.5408・「令和8年度 法人税関係法令の改正の概要」から。くわしくは税理士に確かめてください。

屋外看板の頼み方:製作だけ・取り付けまで・デザインから

頼み方 向く看板と中身
製作だけ データか写真を送って、看板を作って届ける。プレート看板・切り文字・シートなど、付けるのが簡単なものや、地元の業者が取り付けるときに。データ入稿も大歓迎
取り付けまで
全国
現地を見て、製作から取り付け・電気工事・申請まで。高い所・壁の下地・道路の上・配線が関わる看板はこちら。CUVIC大阪は全国で取り付けに対応
デザインから 社名・店名とロゴ、建物の写真を送れば、看板のデザインから作る。今の看板の写真やAIで作ったイメージ画像からでも相談できる

※CUVICの目安では、取り付けまでの日数はイラストレーターの完全データがあれば実働7〜10日ほど、デザインからなら実働14日〜(看板の種類による)。許可の申請が要る看板は、その期間も加わります。

自分で付けてよいのは、置くだけの看板と、低い所の軽いプレート看板くらいです。2階より上の看板、壁に穴をあけて重い看板を付けるもの、照明の配線が要るもの、道路の上に出す看板は、落ちたときに人にけがをさせるおそれがあり、許可や電気工事も関わるので、取り付けまで頼みます。看板の製作だけを頼んで、取り付けは地元の業者に任せることもできます。

  1. 写真とおおよその寸法を送る建物の正面全体、付けたい場所のアップ、少し離れた所から見た写真と、壁の幅や高さのおおよその寸法を送ります。
  2. 種類と素材を決めて見積もり何年使うか、夜も見せるか、予算から、種類と素材を決めます。高い所や電気の工事は、現地を見てから正式な見積もりになります。
  3. デザインの確認建物の写真にデザインを合成して、大きさ・色・読める距離を確かめます。
  4. 許可・届出・申請7㎡を超える看板、道路の上に出す看板、高さ4mを超える看板は、申請や届出をしてから取り付けます。
  5. 製作・取り付け看板を作って取り付けます。取り付けたあとも、表面の貼り替えや点検を頼めます。
店舗の外壁の前で、看板会社の担当者がメジャーで壁の幅を測り、もう一人が建物の写真を撮っている様子
取り付けまで頼む看板は、現地で壁の寸法と下地を確かめてから正式な見積もりになる(画像はイメージ)

相談のときに次のものがあると、種類・素材と見積もりが早く決まります。ロゴのデータがなければ、名刺や今の看板の写真、AIで作ったイメージ画像でもかまいません。高解像度にしたり文字をフォントで打ち直したりして、できる限り看板に使えるデータに起こします(作り直す内容で見積もり)。

  • 建物の写真(正面全体・付けたい場所・道の向かいから)
  • 付けたい場所のおおよその寸法と、壁の材料(タイル・ALC・金属など)
  • 社名・店名とロゴのデータ(なければ画像や名刺の写真、AIで作った画像でも)
  • 何年使うか、夜も見せるか(照明が要るか)、予算
  • 賃貸なら貸主の承諾、テナントなら館の看板の決まり
  • 今ある看板を替えるなら、その看板の写真と許可の書類

屋外看板についてよくある質問

賃貸の建物の外壁に看板を付けてもいいですか?

付ける前に、貸主の承諾を書面でもらいます。看板の位置・大きさ・穴をあけてよいか・工事の業者・退去のときに外すかを、契約や館の決まりで確かめます。退去のときは、借りた人が取り付けたものを外して元に戻すのが原則です(民法第622条で準用する第599条第1項、第621条)。分譲のビルやマンションの一室なら、管理規約で外壁への看板が決められていることが多いので、管理組合や管理会社にも確かめます。

前の店の看板や中古の看板を、そのまま使えますか?

枠や本体、照明がまだ使えるなら、表面のシートや面板だけを替える方法があります。新しく作るより費用を抑えられます。大阪市では、構造・位置・大きさを変えずに表示の内容だけを替えるなら屋外広告物の手続きは要らず、継続の申請のときに内容を直せば足ります。ただし、道路の上に出ている突き出し看板を取り替えるなら道路占用の変更の申請が要り、御堂筋など重点届出区域では表示を替えるだけでも景観の届出の対象です。取り付け部分のさびや照明の傷みは、替える前に確かめます。

屋外に貼るシールを、自分で印刷して作れますか?

家庭用のインクジェットプリンターの印刷は、屋外向きではありません。プリンターのメーカーは、印刷物を屋外や日光の当たる場所に置かないよう案内しています。市販のUVカットフィルムも、屋外では十分な効果が出ないことがあるとメーカーが書いています。屋外に貼るなら、屋外用のインクで大判に出力し、UVカットのラミネートを重ねたステッカーを使います。サインシティでは、30cm以上・1枚から屋外向けのラミネート付きの大判ステッカーを作れます。

看板をやめるとき、外すときの手続きは?

大阪市で許可を受けている看板は、撤去したら撤去後の現地の写真を付けて撤去の届けを出します。道路の上に出ている突き出し看板は、撤去の工事の前に道路占用の変更の申請をし、撤去後に返還の届けを出します。納めた占用料は返ってきません。CUVICの料金の目安では、撤去費は33,000円〜(処分費は別)です。

海の近くの店で、気をつけることはありますか?

海の近くは、風に乗った塩分で金属がさびやすくなります。鉄の柱や金具はさびが早く進むので、点検の回数を増やします。ステンレスも、海からの距離や塩分の量に合わせて鋼種を選び、SUS430のような耐食性の低いものは避けます。アルミとステンレスのように違う金属が触れ合っていると、アルミ側が傷みやすくなる(異種金属接触腐食)ので、間に絶縁の材料をはさんで取り付けます。

取り付けまで、どのくらいの日数がかかりますか?

CUVICの目安では、イラストレーターの完全データがあれば実働7〜10日ほど、デザインから頼むなら実働14日〜で取り付けまで進みます(看板の種類による)。7㎡を超える看板や道路の上に出す突き出し看板は、許可の申請の期間も加わります。既製品のスタンド看板やのぼりは、サインシティでは最短当日発送の商品もあります。

屋外看板は、製作だけでも、全国での取り付けまででも

CUVIC大阪は、プレート看板・ステンレス切文字・カルプ文字・突き出し看板・自立看板・屋上看板・電飾看板まで、屋外のすべての看板を、製作だけのご依頼から全国での取り付けまでお受けしています。デザインからのご相談も大歓迎です。建物の写真と社名・店名、ロゴ(AIで作った画像でもかまいません)を送っていただければ、見せたい場所と予算に合わせた看板の種類・素材と見積もりをお出しします。お見積もりは無料です。置くだけのスタンド看板やのぼり、規格サイズのプレート看板は、グループの通販サインシティでそのまま買えます。

0120-944-599受付時間:平日 9:00〜17:00(土日祝休み)

参考資料

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