のぼり旗のサイズとポール・スタンドの選び方|早見表と価格、立て方、強風と置き場所のルール

のぼり旗の画像

※2026年10月時点の価格・法令にもとづいています|執筆:CUVIC大阪 看板施工チーム(屋外広告士在籍)

のぼり旗の標準サイズは幅600×高さ1800mmで、ポールは長さ2.4mか3m、台は水を入れて重くする注水台が一般的です。グループのサインシティの価格で、既製デザインの旗にポールと注水台のセットを合わせると2,750円、オリジナルの旗に3mのポールと20Lの注水台を合わせると4,598円からです(いずれも税込、送料別)。

選ぶ順番は、旗のサイズ、ポールの長さ、台の重さです。台は軽いと風で倒れます。販売店が公開している風洞実験(幅450mmののぼり)では、8Lの注水台は平均風速12m/sで、16Lでも19m/sで倒れました。立てる場所は店の敷地の中で、歩道は道路のため、許可なく置くことはできません。

飲食店の店先の敷地内に、赤いのぼり旗が3本並んで立っている様子
のぼりは、旗・ポール・台の3つをそろえて立てます

のぼり1本を立てる費用の目安

旗・ポール・台の価格の例です。サインシティの価格と、のぼりの通販各社の公開価格から整理しました。

そろえるもの 価格の例(税込)
既製デザインの旗
600×1800。「営業中」など
サインシティ:990円
送料は1〜3枚の一括納品で495円
オリジナルの旗(1枚)
600×1800・ポンジ・片面
約1,200〜1,600円
サインシティは1,562円〜
オリジナルの旗(50枚)
同じデザインで注文
1枚 約650〜2,000円
ポール
2.4m・3m
約330〜400円
強風用は約1,000〜1,600円
注水台
10〜20Lの例
約900〜2,700円
ポールと注水台のセット 約1,200〜4,000円

※2026年10月7日時点の価格(税込)です。サインシティのほか、のぼり屋さんドットコム、BANTEC、CUVICの公開価格から整理しました。送料は会社や枚数によって別にかかります。

組み合わせの例 合計(税込・送料別)
既製デザインの旗+ポールと注水台のセット
サインシティ:990円+1,760円
2,750円
オリジナルの旗+3mポール+20Lの注水台
サインシティ:1,562円〜+396円+2,640円
4,598円〜

同じデザインの旗を何枚も作ると、1枚あたりの価格は大きく下がります。グループのCUVICのオーダーのぼり(ポンジ・600×1800)は、1枚なら1,518円、50〜99枚なら1枚660円(税込)です。チェーン店で全店にそろえる、季節ごとに作り替える、といった使い方なら、一度に注文すると割安です。

のぼりのサイズ一覧

のぼりは幅と高さ(mm)の組み合わせで呼び名が決まっています。迷ったら、店頭で最も多い標準(600×1800)を選びます。

名前とサイズ 使い方とポールの目安
標準
600×1800
店頭で最も多い。ポールは2.4mか3m
スリム
450×1800
狭い場所や、間隔を詰めて並べるとき
ショート
600×1500
低い位置で見せたいとき
ワイド・ビッグ
700×1800、700×2100
文字を大きく見せたいとき
ジャンボ(大のぼり)
900×2700
道路の遠くから見せる。ポールは4〜5mの専用品(横棒1.1〜1.2m)
特大(メガのぼり)
1200×3600。サインシティでは「メガのぼりライト」
イベント会場や郊外の大きな敷地
ハーフ
300×900
玄関まわりや屋内。ポールは2mの専用品(横棒45cm)
ミニ・卓上
100×280〜300
レジ横やカウンターに置く

大阪市では、30日以内に限って許可を受けずに出せる広告旗(簡易広告物)の大きさを、高さ2m・幅0.5m以内とし、表示期間と設置者(または管理者)の氏名・住所を書く、道路上や禁止地域・禁止物件には出さない、といった条件を付けています(自店の敷地で自店を宣伝するのぼりは、後で説明する自家用の扱いです)。よくある幅600mmの標準サイズはこの幅を超えるため、イベントの告知などで期間を区切って出すなら、幅450mmのスリムが合います(詳しくは不動産看板の記事でも紹介しています)。

ポールの長さと選び方

標準サイズの旗には、長さ2.4mか3mのポールを使います。どちらも伸び縮みする作りで、2.4mは1.3〜2.4m、3mは1.6〜3.0mの範囲で長さを変えられるものが多く出回っています。違いは、旗が地面からどの高さに来るかです。

600×1800ポール2.4m旗の下端約60cm600×1800ポール3m旗の下端約1.2m身長170cm
ポールの長さと旗の位置(ポールの下端が地面に着く場合の目安。台の作りで数cm変わります)

2.4mのポールに高さ1800mmの旗を付けると、旗の下端は地面から約60cm、3mなら約1.2mになります。店の前を歩く人に見せるなら2.4m、駐車場や道路の向こうから見せたい、人の頭越しに見せたいなら3mが向いています。風が強い場所では、太さ25mmの強風用のポールを選びます。

ポール 長さと価格の例(税込)
標準ポール 2.4m
1.3〜2.4mの伸縮が多い
サインシティ:363円
標準ポール 3m
1.6〜3.0mの伸縮が多い
サインシティ:396円
強風用ポール
太さ25mm
サインシティ:
3m 990円
4m 1,100円
5m 1,540円
大のぼり専用
5m・横棒110cm
サインシティ:1,595円
ハーフのぼり専用
2m・横棒45cm
サインシティ:770円
白いのぼりポール2本と、黒い注水台が並べて置かれている様子
ポールは伸縮式で、台に差し込んで立てます

強風用や大のぼり専用のポールもそろっています

のぼり用ポールを見る›

スタンド(立て台)の種類と重さ

のぼりを立てる台は、水を入れて重くする注水台が一般的です。容量は8Lから30Lまであり、水は1Lで約1kgなので、16Lなら満水にすると水だけで約16kgの重りになります。

台の種類 特徴と価格の例(税込)
注水台
8〜30L
水を入れて重くする。使わないときは水を抜いて軽くできる
10kg 935円・16kg 1,210円・18kg 1,980円(のぼり屋さんドットコム)
20L 2,640円(サインシティ)
コンクリート製 水を入れる手間がなく、重さが変わらない
タイヤで踏むタイプ
駐車場向け
車のタイヤで台を踏んで固定する
サインシティ:4台セット 9,482円
ポールと注水台のセット サインシティ:1,760円(ポール+注水式立て台)、3,960円(ステンレスポール+20L)

台の重さと風の関係は、販売店が公開している風洞実験が参考になります。

注水台の容量 倒れたときの平均風速
8L 12m/s
16L 19m/s

※幅450×高さ1800mmののぼり、太さ22mmのポール(設置高さ2,300mm)での風洞実験(日本建築総合試験所、2014年6月)。実験では、平均風速8m/s以上になったら片付けるよう勧めています。

天気予報の風速は平均風速で、気象庁によると、瞬間的な風は平均風速の1.5倍程度、ときには3倍以上になります。平均8m/sの日でも、突風は12m/s前後になることがあり、8Lの注水台が倒れた風速に届きます。気象庁の目安では、平均風速15〜20m/sで看板やトタン板が外れ始めます。強風注意報が出たら、のぼりは店の中にしまいます。

注水台のほか、杭で固定する台やタイヤで踏む台もあります

のぼり用の立て台を見る›

のぼりの立て方

旗・ポール・台がそろったら、次の順番で立てます。旗には、ポールを通す輪(チチ)が上と片側に付いています(サインシティのオリジナルのぼりは上に3つ、片側に5つ)。

  1. 台に水を入れる注水台に水を満タンまで入れ、注水口のふたをしっかり締めます。水は置く場所で入れると、運ぶ手間が省けます。
  2. ポールを伸ばし、横棒を付けるポールを旗の高さに合わせて伸ばし、上の端に横棒を差し込みます。
  3. 旗のチチに通す上のチチに横棒を、縦のチチにポールを通します。旗の表が、見せたい方向に来るように向きを確かめます。
  4. 台に差し込んで固定するポールを台の穴に差し込み、固定のネジを締めます。
  5. 向きを整える歩く人や車が来る方向から旗の表が読めるように、台ごと向きを調整します。
店先で、黒い注水台にホースで水を入れている手元の様子
注水台は、置く場所で水を満タンにします

夜や雨、風の強い日に片付けるときは、旗を外してポールを縮めます。旗を出しっぱなしにすると、色あせやほつれが早く進みます。

置いてよい場所と、許可のルール

店舗店の敷地敷地の境界歩道(道路)点字ブロック車道◯ 敷地の中に立てる✕ 歩道に出さない歩道は道路。置くには占用許可が要り、通行の妨げになれば違反のおそれ
のぼりは店の敷地の中に立て、歩道や点字ブロックの上には置かない

のぼりは屋外広告物にあたり(屋外広告物法第2条第1項)、同法第7条第4項では、のぼりのような広告旗を、支える台も含めて扱うと定めています。大阪市では、自分の店の敷地に、自店の店名や営業の内容を表示するのぼりを立てる場合、1つあたりの表示面積が7㎡以内なら、許可も禁止地域・禁止物件の規定も原則として適用されません(大阪市屋外広告物条例第7条第1項第3号、施行規則第7条)。標準サイズののぼりは約1.08㎡で、この範囲に収まります。

歩道は店の敷地ではなく道路です。道路に旗ざおなどを置くには道路法第32条の占用許可が必要で、許可なく置くと1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金の対象になります(道路法第102条)。交通の妨げになる置き方は、道路交通法第76条第3項でも禁止されています。大阪市では、条例に違反して道路上に出されたはり紙・はり札・立看板などを令和6年度に約10,000枚撤去しており、市民ボランティア「かたづけ・たい」の撤去の対象にはのぼり旗も含まれています。

倒れたのぼりで通行人がけがをしたり、車に傷を付けたりすれば、設置した店が損害賠償を求められることがあります(民法第709条など)。風の強い日にしまう、台に水を満タンにする、といった管理が、店を守ることにもつながります。ほかの市町村では基準が違うため、置く場所の窓口で確かめます。

ミニのぼり・卓上のぼり

レジ横やカウンター、テーブルの上には、幅100×高さ300mmほどのミニのぼりを置きます。細い棒に旗を付け、卓上用の小さな台やクリップで立てる作りで、店内の新商品やキャンペーンの告知に使います。

卓上で立てる器具 価格の例(税込)
ミニのぼり立て台
太さ8.4mmの棒用
ウエイト1〜3枚付き:374〜528円(サインシティ)
クリップで挟む器具
棚やテーブルに付ける
W150×H350:660円(サインシティ)
飲食店のレジ横のカウンターに、小さな卓上ミニのぼりが2本立っている様子
ミニのぼりは、レジ横やテーブルの上で使います

色あせと交換の目安

のぼりによく使われるポンジ(薄いポリエステルの生地)は、屋外に出しっぱなしにすると約3か月で色あせが目立ってきます(サインシティの解説ほか、多くの販売店が同じ目安を挙げています)。日差しや排気ガスが強く当たる場所ほど早く傷み、色があせたのぼりは、営業していないように見えてしまうこともあります。季節ごとの作り替えを前提に、同じデザインを数枚ずつ注文しておくと、1枚あたりの価格を抑えられます。

色あせて文字が薄くなったのぼり旗と、新しい鮮やかなのぼり旗が並んでいる様子
屋外に出しっぱなしののぼりは、3か月ほどで色あせが目立ちます

のぼりのデザインで目立たせる工夫は目を引く看板デザイン、飲食店の店頭に必要な看板は飲食店開業!必要な看板で紹介しています。

のぼりについてよくある質問

デザインから頼めますか?

頼めます。サインシティではデザインの作成を見積もりで受けており、料金は5,000円から(税抜)、内容によっては20,000円以上です。グループのCUVICでは、掲載したい内容や写真をもとに、デザイナーが電話でイメージを聞き取ってデザインします。

注文から届くまで、何日かかりますか?

CUVICのオーダーのぼりは、データ入稿なら実働7〜10日ほど、デザインの作成からなら実働14日からです。サインシティの既製デザインののぼりやポール・注水台は、在庫があれば最短で入金確認の当日に発送されます。オープンやイベントの日から逆算して、旗のデザインを早めに決めます。

店内に置くのぼりは、防炎のものでなければいけませんか?

消防法で防炎が必要な物品(カーテン、じゅうたん、展示用の合板など)に、のぼりは名指しされていません。ただし百貨店やホテル、病院、地下街などでは防炎のものを求められることがあるため、施設の管理者や地元の消防署に確かめ、必要なら防炎ラベル付きののぼりを選びます。

使い終わったポールや注水台は、どう捨てればいいですか?

家庭で使ったものは、大阪市では最大の辺(または径)が30cmを超えるもの、棒状なら1mを超えるものが粗大ごみです。お店で使ったものは事業ごみになり、プラスチックの注水台や金属のポールは産業廃棄物として、扱える処理業者に頼みます。分け方は市町村によって違うため、地域のルールに従います。

のぼりの費用は経費にできますか?

法人の場合、1点の取得価額が10万円未満なら、使い始めた事業年度に全額を費用として経理処理(損金経理)すれば、損金にできます(法人税法施行令第133条)。旗やポール、注水台はほとんどがこの範囲です。処理の方法は、顧問の税理士に相談します。

のぼりを注文するときに決めておくこと

次のことが決まっていると、選ぶ商品と見積もりが早く決まります。

  • 立てる場所(店の敷地のどこか、屋内か)と、本数
  • 旗のサイズ(標準・スリム・ジャンボなど)とデザイン(既製かオリジナルか)
  • ポールの長さ(2.4mか3m、強風用にするか)
  • 台の種類と容量(注水台の何Lか)
  • 同じデザインを何枚作るか、作り替える時期

のぼりと店頭まわりの看板は、CUVIC大阪へ

のぼりのデザインから、店頭のスタンド看板、壁面の看板まで、店の前を一度に相談できます。お見積もりは無料です。

0120-944-599受付時間:平日 9:00〜17:00(土日祝休み)

参考資料

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