キッチンカーのタペストリー|車に合うサイズと自分でできる取り付け方、金具・値段・デザイン例

キッチンカーのタペストリーは、軽トラックに箱を載せた車なら、助手席側の側面にW1,000〜1,200×H1,800mm前後、販売窓の下に横長のW1,500×H600mm前後が収まりのよい大きさです。2tトラックなら、高さを2,000〜2,400mmまで伸ばせます。決め方は単純で、吊るす高さから、地面に付けずに残したい30〜60cmを引いた長さが、タペストリーの高さになります。

取り付けは自分でできます。上はバーやフックに掛け、下は紐で重りか車体に留めるのが基本の形です。ただ、キッチンカーの箱はアルミやFRPで作られていることが多く、マグネットは運転席まわりの鉄の部分にしか付きません。走る前には必ず外します。値段は、既製のデザインの防炎タペストリーが2,255円、屋外用のターポリンで作るオリジナルが4,180円からです(サインシティ、税込、2026年10月16日時点)。

イベント会場に停めた軽トラックのキッチンカーに、助手席側の縦長のタペストリーと販売窓の下の横長の幕を付けた様子
助手席側の縦長と、窓の下の横長の組み合わせがよく見られます

キッチンカーのタペストリーはどこに付ける?場所ごとのサイズの目安

キッチンカーでタペストリーや幕を付ける場所は、主に5か所です。軽トラック・軽バンと、1.5〜2tトラックで、掛けられる高さが違います。

付ける場所 サイズの目安(幅×高さ)
① 助手席側の側面
運転席まわりを隠して看板にする
軽トラ:W1,000〜1,200×H1,800
2t:W1,200〜1,400×H2,000〜2,400
② 販売窓の下
カウンターの下・横長
軽トラ:W1,500×H600前後
2t:W1,800〜2,000×H600〜900
③ 車の横のスタンド
通路側・行列の先頭
W600×H1,800前後
のぼりと同じ縦長
④ カウンターの前
値段・おすすめ
W400〜600×H300〜600
⑤ 車の後ろ
停車中だけ
W1,000×H1,800前後
ナンバー・ライトに掛かるので走る前に外す

※目安は、製作会社が公開しているキッチンカーの寸法(軽トラックの箱型で全高約2.5m、2tトラックで約3.0m、販売窓の幅は軽トラックで1,200〜1,800mm、1.5tで2,000mm)から、吊るす高さと地面とのすき間を引いて計算したもの。④は上位の解説の例。車ごとに実際の寸法を測って決めます。

1助手席側の側面W1,000×H1,800mm2販売窓の下W1,500×H600mm3車の横のスタンドW600×H1,800mm販売窓11,8006002全高 約2,500mm3160cm
軽トラックの箱型キッチンカーに付ける場所とサイズの例(縮尺どおり。全高はキッチンカーの製作会社の公開仕様の例。荷台と販売窓の位置は一例)

よく使われるのは、①の縦長と②の横長の組み合わせです。①は助手席のドアや運転席まわりをまるごと隠せるので、遠くから見たときに車ではなく「お店」に見えます。②の横長の幕は、店頭幕とも呼ばれます。CUVIC大阪の店頭幕の製作ページに載っているキッチンカー向けの例も、W1,500×H600mm(四方ウェルダー+ハトメ)です。

サイズの決め方:吊るす高さから逆算する

上位の解説ページでは、軽トラックのタペストリーを「縦120×横90cm」とするものから「横110〜120×縦180〜225cm」とするものまで、倍近い開きがあります。どれも車の寸法から計算した数字ではないので、自分の車を測って決めます。手順は3つです。

  1. 吊るす位置の高さを測る上のバーやフックを付ける位置が、地面から何cmかを測ります。軽トラックの箱型なら2.3〜2.4m前後になります。
  2. 地面から離す分を引く雨の水はねや、人の足元で汚れないよう、30〜60cmは空けます。2.4mから60cmを引けば1.8m、これがタペストリーの高さです。
  3. 幅は、掛ける面とよけたい物で決めるドア・窓・ナンバー・ライト・許可証の掲示をよけた範囲で、掛ける面の幅から左右5cmほど引いた幅にします。
吊るす位置 合う高さ
吊るす高さ2,000mm タペストリーの高さ1,500mm前後
地面から約50cm空く
吊るす高さ2,400mm タペストリーの高さ1,900mm前後
地面から約50cm空く
吊るす高さ2,800mm タペストリーの高さ2,300mm前後
地面から約50cm空く
吊るす高さ3,000mm タペストリーの高さ2,500mm前後
地面から約50cm空く

※地面から50cm空けるとして、100mm単位で切り下げた値。60cm空けるなら、表の値から100mm引きます。上下のパイプを通す袋の分を含めた仕上がりの高さです。

文字の大きさも、見せたい距離で決まります。国土交通省のバリアフリー整備ガイドライン(旅客施設編)の目安では、10m先から読ませるなら文字の高さ40mm以上、20m先なら80mm以上です。イベント会場の通路の先から店の名前を読ませたいなら、店名やいちばん売りたい品名は1文字10cm前後にすると、通路の先からでも読めます。文字数と大きさの関係は、展示会・店舗のタペストリー作成の記事でも、幅900mmの例で計算しました。

キッチンカーのタペストリーのデザイン例8点

キッチンカーで多いメニューごとに、付ける場所とデザインの例を並べました。どれもイメージ画像です。頼むときに「No.3のような感じで」と番号を添えると、デザイナーにイメージが伝わりやすくなります。

ピンクの地に大きなクレープの写真と店名を入れた縦長のタペストリーが、キッチンカーの助手席側に掛かっている様子

1. クレープ

助手席側の側面|W1,000×H1,800

いちばん売りたい1品の写真を大きく、店名は上に。パステルの地色に白い文字は遠くで読みにくいので、文字の帯だけ濃い色にします。

黄色い横長の幕に「からあげ」の文字と値段を大きく入れ、キッチンカーの販売窓の下に張った様子

2. からあげ

販売窓の下|W1,500×H600

横長の幕に「からあげ」と値段を大きく。窓の下は客の目線より低いので、写真より短い言葉が向きます。

黒と生成りの2色で、コーヒーカップの写真と短いメニューを入れた縦長のタペストリーがキッチンカーに掛かっている様子

3. コーヒー

助手席側の側面|W1,000×H1,800

黒と生成りの2色に絞り、カップの写真とメニュー3つだけ。朝の通勤時間に、遠くからでも店の種類がわかります。

キッチンカーの横に立てたスタンドに、カレーの写真と辛さの段階を入れた縦長のタペストリーが掛かっている様子

4. カレー

車の横のスタンド|W600×H1,800

車から離れた通路側にスタンドで立て、行列の先頭からも見えるようにします。辛さの段階を数字で入れると選びやすくなります。

ケバブの肉を削る写真に大きな「ケバブ」の縦書きの文字を入れたタペストリーが、キッチンカーの側面に掛かっている様子

5. ケバブ

助手席側の側面|W1,200×H1,800

肉を削る様子の写真に、「ケバブ」の文字を縦書きで大きく。外国語の店名なら、カタカナの品名を必ず添えます。

販売窓の下に店名の横長の幕、カウンターの前に値段を書いた小さな幕を付けた、たこ焼きのキッチンカー

6. たこ焼き

販売窓の下+カウンター前|W1,500×H600・W450×H450

窓の下の幕に店名、カウンター前の小さな幕に「8個 500円」のような値段。値段の幕だけ作り直せば、改定にも対応できます。

水色の地にいちごのかき氷の写真を大きく入れた縦長のタペストリーが、夏のイベントのキッチンカーに掛かっている様子

7. かき氷

助手席側の側面|W1,000×H1,800

氷の写真と、青や水色の涼しい色。夏のイベントだけ使うなら、季節が終わったら巻いて保管し、翌年も使えます。

イベント会場に停めたキッチンカーの後ろの扉に、ハンバーガーの写真のタペストリーを掛けている様子

8. ハンバーガー

車の後ろ(停車中だけ)|W1,000×H1,800

行列が車の後ろに回る会場なら、後ろにも1枚。ナンバーやライトに掛かる位置なので、走る前に必ず外します。

サインシティでは、ピザ・カレー・ケバブ・たこ焼き・クレープ・かき氷の6種類のデザインを、W900×H1,800mmの防炎タペストリーとして2,255円(税込)で売っています。店名やメニューを入れたオリジナルを作るなら、屋外用のターポリン製のタペストリーか、ハトメと紐で付ける防炎ターポリン幕から選べます。

自分でできる取り付け方6通りと、別に買う道具

タペストリーの取り付けは、工具を使わずにできる方法がほとんどです。上を何に掛けるかで6通りに分かれます。どれを使えるかは、付けたい場所の材質で決まります。

キッチンカーの助手席のドアに付けた黒い丸いマグネットフックに、タペストリーの上のパイプがS字フックで掛かっているアップ

1. マグネットフック

向く場所:運転席・助手席のドアなど鉄の部分|例:ネオジムやフェライトのフック 1個300〜1,900円前後

箱がアルミやFRPのキッチンカーには付きません。付けたい場所に、まず磁石を当てて確かめます。塗装を守るため、裏に傷防止のシートが付いたものを選びます。

キッチンカーの平らな塗装面に付けた大きな透明の吸盤フックに、「営業中」の小さな幕が掛かっているアップ

2. 吸盤フック

向く場所:平らでなめらかな塗装面・ガラス|例:強力吸盤フック 1個1,400〜1,900円前後

メーカーは、湾曲した面や空気が通る面には付けられないとしています。東京都は車の窓ガラスに広告物を出さないよう求めているので、地域の決まりも確かめます。軽い小さなものに限り、下も紐で留めます。

キッチンカーの箱の上の角に取り付けた金属のバーに、タペストリーの上のパイプがカラビナで掛かっている様子

3. 車体のバー・金具に掛ける

向く場所:箱の上の角・屋根の縁|例:製作会社が付ける懸垂幕用の金具、パイプブラケット

箱がアルミやFRPでも使える、いちばん安定する方法です。リース車に懸垂幕用の金具を最初から付けている会社もあります。後から付けるなら製作会社に相談します。

キッチンカーの屋根のルーフキャリアの横の棒から、カラビナでタペストリーを吊るしている様子

4. ルーフキャリアから吊るす

向く場所:屋根にキャリアを付けた車|例:S字フック・カラビナ、結束バンド

キャリアの横の棒にフックを掛けて吊るします。キャリアには積める重さの上限があるので、タペストリーと金具の重さを確かめます。

キッチンカーの横の通路側に、水を入れた注水台で立てた縦長ののぼり旗

5. のぼりの形で車の横に立てる

向く場所:車に付けられないとき・通路側|例:のぼり用のポールと注水台

車体に何も付けずに済みます。W600×H1,800mmの縦長を、のぼりの形(チチ付き)で作り、水を入れた注水台に立てます。出店先によっては、置ける範囲や数が決まっています。

キッチンカーの販売窓の下に張った横長の幕を、黒い結束バンドでカウンターの金具に留めているアップ

6. 跳ね上げ扉・窓枠に紐で結ぶ

向く場所:販売窓の扉・手すり・取っ手|例:耐候性の結束バンド、フック付きのゴムロープ

窓の下の横長の幕は、扉の枠やカウンターの金具にハトメで結ぶのが手軽です。結束バンドは、屋外用(耐候性)の黒いものを使います。

車の場所・材質 使える留め方
運転席・助手席のドア
鉄板が多い
マグネットフック、吸盤フック(平らな面)、車体のバー
箱の外板
アルミ・アルミ複合板・FRPが多い
磁石は付かない。車体のバー・金具、ルーフキャリア、扉や枠に紐
窓ガラス
平らなもの
吸盤フック(湾曲していない面で、軽いものに限る)
ステンレスの部品
カウンター・手すり
磁石が付かない種類が多い。紐・結束バンドで結ぶ
車に付けない
通路側・行列の先頭
ウエイト付きのスタンド

※箱の材質は、キッチンカーの製作会社の公開仕様(アルミパイプとアルミ複合板、鉄骨とFRP、アルミ複合パネルなど)による。アルミには磁石が付かず、ステンレスは種類によって付かないか弱くしか付かない、と磁石メーカーが説明しています。

上だけで吊るすと、少しの風でも布があおられて、フックが外れたり、車体に当たって傷が付いたりします。下のパイプの両端にハトメを付けておき、紐で重りか車体に結ぶと、風を受けても布が暴れません。

1234561上のバーに掛ける車体の金具・キャリア・マグネット2S字フック・カラビナ3か所あれば、たわみにくい3上下の棒袋にパイプパイプの重みで布がまっすぐに4下のパイプの両端にハトメ風であおられないよう下も留める5紐で重りか車体に結ぶ水のタンク・ブロック・砂袋など6地面から30〜60cm離す水はねと、人の足元をよける
自分で付けるときの基本形。上は掛けるだけ、下は紐で留める(W1,000×H1,800mmの例)

CUVICのキッチンカー特集でも、店頭幕は「車体の上部にバーやフックを取り付けて設置することが多く、下部はウエイトやブロックなどに繋いでおくと安心」と案内しています。CUVIC大阪の店頭幕のページのキッチンカーの事例には、車体のパネルにハトメで固定したもの、車体の前後のポールの間にロープを張ってS字フックで吊るしたもの、屋根のフレームから縦長の幕を2本吊るしたものがあります。

別に買う道具と、値段の例は次のとおりです。ホームセンターや工具の通販でそろいます。

道具 例と値段(税込)
マグネットフック
ネオジム・フェライト
1個318円〜1,868円
杉原産業 MF25(垂直26kg・水平3kg)、コクヨ タフピタ フク-227(98N)
吸盤フック
ガラス・塗装面
1個1,814円
建築の友 吸盤革命 KBK-1(ガラス面の壁で8kg)
S字フック
ステンレス
10個626円
ユノックス 23-074(1個約2kg)
結束バンド
屋外用・耐候性
100本2,748円
ヘラマンタイトン AB300-W(−40〜+85℃)
ゴムロープ
フック付き
2m 263円
ハトメパンチ
自分で穴をあける
1,978円
FAMILY TOOL 51221(直径10mm、15組付き)
のぼり用の注水台
満水時20L
2,640円
サインシティ No.4244。W600×H1,800ののぼりの形で作る

※2026年10月16日時点の通販(モノタロウ・ミスミ)とメーカーの公開価格。耐荷重はメーカーの表示で、測った条件(鋼材の厚さ・向き)が製品ごとに違います。

サインシティでも、幕を吊るす紐や付属品がそろいます。ターポリン用ロープは1mから220円、店頭幕用の紐(10m)は1,540円、店頭幕用のポール(直径22mm・長さ1,000mm)は759円、「キッチンカー・移動店舗に最適」とうたうS字フック付きのプラスチックチェーン(長さ1,200mm)は1,650円です(税込、2026年10月16日時点)。

マグネットと吸盤は、どのくらいの風まで耐えられる?

磁石の吸着力は、厚い鉄板に付けて、面からまっすぐ引きはがす向きで測った値です。磁石の通販会社 supermagnete は、車の側面のような縦の面で下にずり落ちる向きには、ネオジム磁石で表示の15%ほどしか耐えないと説明しています(ゴムで覆うと強くなる、とも説明しています)。たとえば杉原産業のマグネットフック MF25は、垂直26kgに対して水平は3kgで、1割ほどです。さらに、磁石の通販会社 K&J Magnetics の計算では、厚さ約0.6mmの薄い鉄板に付けると、吸着力は表示の45%ほどに下がります。車の外板も薄い鉄板です。

タペストリーの重さは、ずり落ちる向きにかかります。風は布をあおって、引きはがす向きにかかります。風が布を押す力は、風速の2乗に比例して大きくなります。W1,000×H1,800mm(1.8㎡)のタペストリーで計算すると、次のとおりです。

風速 W1,000×H1,800mmにかかる力
平均風速5m/s 約27N(約3kg分)
平均風速10m/s 約108N(約11kg分)
平均風速15m/s 約243N(約25kg分)
平均風速20m/s 約432N(約44kg分)

※速度圧(空気の密度÷2×風速の2乗、約0.6×風速²N/㎡)に面積を掛け、力の係数を1とした目安。布のあおられ方によって、実際はこれより大きくなることがあります。

気象庁は、瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多く、3倍以上になることもあるとしています。平均10m/sの日に瞬間15m/sの風が吹けば、力は約2.25倍の約25kg分です。マグネットや吸盤だけで留めたタペストリーは、こうした突風で外れることがあります。下も紐で留め、風が強くなってきたら早めに外します。熊本市が公園で行ったキッチンカーの実証実験の許可条件にも、看板などの屋外広告物は、強風で飛ぶおそれがあるときは撤去する、という一文があります。風が抜けるメッシュターポリンの生地で作るのも1つの手です。

走る前・営業中に守ること:ナンバー、許可証、広告、防炎

場面 守ること
走る前
ナンバー・ライト
後ろのタペストリーはナンバーやライトに掛かるので、必ず外してから走る。ナンバーは覆って走ってはならない(道路運送車両法第19条・第73条第1項)。積んだ物で方向指示器・ナンバー・ブレーキランプ・尾灯・反射器が外から見えなくなる状態での運転も禁じられている(道路交通法第55条第2項)
走る前
外した物
パイプやウエイトは車内で固定する。積んだ物が落ちたり飛んだりしないようにする義務がある(道路交通法第71条第4号)
営業中
許可証・標識
営業許可証の掲示や、自治体が求める「許可済」の標識を隠さない。大阪市は営業中は許可証を車内の見やすい場所に掲示、世田谷区は許可済の標識を営業車の見やすい箇所に付けるよう求めている
車に出す広告
屋外広告物
大阪市は、自動車に広告物を出すときは許可申請が要り、店名などの自家用は7㎡を超える場合に申請。東京都は店名・商標だけなら許可不要で、事業の内容を表示するなら許可が要り、車の窓ガラスには広告物を出さないよう求めている
屋内の会場
モール・ドーム・展示場
主催者が防炎の生地を求めることがある。屋内で出店する予定があるなら、防炎ラベル付きの生地で作る
金具を常に付ける
車体の改造
車の外形は、鋭い突起がないことなどが保安基準で決まっている(第18条第1項第2号)。バーやブラケットを常に付けるなら、製作会社や整備工場に相談する

※食品衛生の扱いは自治体ごとに違います。出店する地域の保健所に確かめます。屋外広告物も、停車中に吊るすタペストリーの扱いを含めて、自治体の窓口で確かめます。

防炎については、屋外で外壁に沿って下げる広告幕やのぼりは、消防の防炎対象物品に含めないとする審査基準があります(堺市・大分市)。一方で、屋内のイベントでは扱いが変わります。インテックス大阪の館内にキッチンカーの出店枠を設けた大阪マラソンEXPO 2026の「うまいもん市場」は、出店者に熱源の近くに燃えやすい物を置かないことと、適切な防炎の処置を求めていました。

運転の前に、キッチンカーの後ろの扉からタペストリーを外し、パイプごと巻いて車内にしまっている様子
走る前には、後ろのタペストリーを外して車内にしまいます

生地と加工の選び方:ターポリン・メッシュ・トロマット

生地 キッチンカーでの向き・不向き
ターポリン
ビニールでおおった生地
屋外の定番。雨に強く、汚れを拭ける。厚くて重い。引っかくとインクがはがれることがある
メッシュターポリン
細かい穴があいた生地
風が抜けるので、あおられにくい。向こう側が透けて、普通のターポリンより文字が見えにくい
トロマット
ポリエステルの厚手の布
軽くて折りたためる。水に弱いので、雨の多い屋外では向かない

加工は、上下に棒を通す「棒袋」と、ハトメ(金属の輪)の2つが基本です。縦長のタペストリーは上下を棒袋に、下のパイプの両端にもハトメを付けると、下を紐で留められます。窓の下の横長の幕は、四方を溶かしてつなぐ「ウェルダー」の加工にハトメを打ち、紐で結びます。防炎の生地は、屋内の会場で求められることがあるので、イベントへの出店が多いなら最初から防炎で作っておくと作り直しを防げます。生地の違いは展示会・店舗のタペストリー作成でも比べました。

キッチンカーのタペストリーの値段

商品 値段(税込)
既製デザインの防炎タペストリー
W900×H1,800mm・6種類
2,255円
屋外用オリジナルタペストリー
ターポリン製・上下棒袋・防炎加工可
4,180円〜
オリジナル防炎ターポリン幕
ハトメ・紐で付ける
7,040円〜
既製の吊下げ旗
W330×H480mm
880円
ホットドッグ・一生懸命営業中

※サインシティの一覧の表示価格(2026年10月16日時点)。オリジナルは最も安い条件の価格で、サイズ・防炎・枚数で変わります。送料は商品ページで確かめます。

他社の公開価格では、W900×H1,800mmのターポリンのタペストリーが1枚6,600円(税込、パイプと紐付き)という例があります。上位の解説には、オーダーで1〜3万円前後を相場とするものや、9,500円からとするものがあり、デザインを頼む費用は別にかかります。展示会や店舗で使うタペストリーの値段は、展示会・店舗のタペストリー作成で5社を比べました。

デザインから頼む流れと、用意するもの

データを作れなくても、店名とメニュー、写真があればデザインから頼めます。CUVICのキッチンカー特集では、店頭幕・タペストリーのほか、プレート看板、のぼり、ステッカー、スタンド看板なども扱います。頼み方は4段階です。

  1. 車の写真と寸法を送る車を正面・左右・後ろから撮った写真と、付けたい場所の幅と高さを測った数字を送ります。
  2. 入れたい内容を決める店名、ロゴ、いちばん売りたい品名と写真、値段、色の希望。番号で選んだデザイン例があれば添えます。
  3. デザインを確認する文字の大きさは、遠くから見て読めるかで確かめます。
  4. 生地・加工・防炎を決めて注文する取り付け方に合わせて、棒袋・ハトメの位置を決めます。

頼む前に、次のことを決めておくとやり取りが早く進みます。

  • 車の写真(正面・左右・後ろ)と、付けたい場所の幅・高さ
  • 付けたい場所に磁石が付くか(付かないなら、バー・紐・スタンドで考える)
  • 店名・ロゴのデータと、色の指定
  • いちばん売りたい品名と写真、値段(値段を別の小さな幕に分けるか)
  • 屋内の会場に出るか(防炎の生地にするか)
  • 使い始める日(イベントの日から逆算)
  • 同じデザインでそろえたいもの(店頭幕・のぼり・メニュー看板)

CUVICのキッチンカー特集では、イラストレーターの完全なデータを支給する場合で実働7〜10日ほど、デザインから作る場合は実働14日からを納期の目安にしています。磁石が付かない箱の側面に、メニューを平らに貼りたい場合は、CUVIC大阪の吸着ターポリン(自動車にも貼れる、貼ってはがせる幕)も相談できます。マグネット看板を車に貼るときの注意は、車にマグネット看板を貼るデメリットにまとめています。

キッチンカーのタペストリーについてよくある質問

雨の日もタペストリーを出しておけますか?

ターポリンの生地なら雨に強く、出しておけます。ただ、上位の解説には吸盤は雨に向かないとするものがあり、トロマットの布は水に弱い生地です。雨の日は、バーや紐で留める方法に切り替えます。濡れたまま巻いてしまうと乾きにくいので、営業のあと広げて乾かしてからしまいます。

店頭幕とタペストリーは、どう違いますか?

タペストリーは上下に棒を通して吊るす縦長のものが多く、店頭幕は窓の下や上に横長に張って、ハトメと紐で留める幕を指すことが多い呼び名です。キッチンカーでは、側面に縦長のタペストリー、窓の下に横長の店頭幕、という組み合わせがよく見られます。店頭幕のサイズや加工は、CUVIC大阪の店頭幕の製作ページに載っています。

1台に何枚くらい付けるのがよいですか?

受け渡し口のカウンターの左右と真下の3か所が定番、とする旗・幕の製作会社の解説があります。ただし出店先によっては、のぼりやメニュー看板を置ける範囲や数が決まっていることがあります。出店の要項で確かめてから枚数を決めます。

値段が変わったら、タペストリーを作り直すしかありませんか?

値段やメニューを大きなタペストリーに直接入れると、変わるたびに作り直しになります。値段はカウンター前の小さな幕や吊下げ旗に分けておけば、そこだけ作り直せば済みます。サインシティの既製の吊下げ旗(W330×H480mm)は880円(税込)です。

車体に穴をあけて金具を付けてもよいですか?

金具を常に付けると、車の外形が変わります。道路運送車両の保安基準は、車体の外形に鋭い突起がないことなどを求めています(第18条)。リースやレンタルの車は、契約で車体の加工が禁じられていることもあります。製作会社や整備工場、リース会社に相談してから付けます。

メッシュターポリンにすると、写真や文字は見えにくくなりますか?

細かい穴があいている分、向こう側が透けて、普通のターポリンより文字が見えにくくなります(旗・幕の専門店の生地の解説)。風の強い場所によく出店するならメッシュ、写真や文字をはっきり見せたいなら普通のターポリンが向きます。どちらにするかは、出店先の風の強さで選びます。

キッチンカーのタペストリー・店頭幕は、デザインからご相談ください

車の写真と、付けたい場所の寸法がわかれば、サイズと付け方に合った加工(棒袋・ハトメ)で、タペストリーや店頭幕をデザインから作ります。屋内の会場に出るための防炎の生地や、のぼり・メニュー看板を同じデザインでそろえるご相談もどうぞ。

0120-944-599受付時間:平日 9:00〜17:00(土日祝休み)

参考資料

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